気付けばSMAPも今年で歌手デビューから25年。解散騒動があったとはいえ、間違いなく「国民的アイドル」であるSMAP。

ただ、もちろんそんなSMAPでも、初めから人気があったわけではない。それならば、SMAPのターニングポイントは、いつになるのだろうか?

『夢がMORI MORI』の2大企画でブレイク!


SMAPがデビューしたのは1991年。デビュー曲は『Can't Stop!! -LOVING』だ。
この曲で週間チャート2位を獲得したのだが、それ以降に発売された曲は2位を上回ることはなく、しばらく低迷をたどることになった。

そんな中で1992年にスタートしたのが、『夢がMORI MORI』。タイトルの由来は、当時SMAPメンバーであった森且行から取られたともいわれている。
番組の方は、キックベース対戦でブームを築いた「スーパーキックベース」、SMAPのメンバーがカラフルな「おそ松くん」に扮した「音松くん」という、2大企画がヒット。
SMAPの知名度が上がるとともに、番組の視聴率も上がっていった。

「音松くん」で『ミュージックステーション』にも出演


その「音松くん」で使われた『スマイル戦士 音レンジャー』という曲は注目を集め、『ミュージックステーション』でも披露された。当時、SMAPのようにバラエティもこなすアイドルは珍しく、驚きをもって受け取られていた。
そして地道に人気を獲得していったSMAPは1994年、『Hey Hey おおきに毎度あり』で初の週間チャート1位を記録すると、その後は大ヒット曲を連発。1996年には、現在まで20年も続くことになる『SMAP×SMAP』がスタートしている。

SMAPはアイドルであるが、ドラマや映画はもちろん、バラエティもこなすことができる。
現在、他のジャニーズグループを見ると、バラエティもこなすアイドルは珍しくないが、SMAPはそのパイオニア的存在だ。
そしてそんなバラエティもできる「バラドル」SMAPの原点になったのが『夢がMORI MORI』だといえるだろう。
(ぶざりあんがんこ)

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