「初ライブと同じような気持ち」

6月22日。有楽町で行われた初の選挙演説を終え、マスコミに対し、このように発言した自民党比例代表候補の今井絵理子。

何ともメディア受けする一言ではないでしょうか。短く簡潔で、そして何よりも世間が自分に何を求めているか、明確に把握していないと出ないコメントです。やはり、SPEEDとして小6の頃から芸能活動に従事してきた彼女のこと。カメラが回っている時の勘や冴え、サービス精神は、そこら辺の新人候補者よりも持っています。そう考えると政治家向きなのかも知れません。

SPEEDとして一時代を築いた今井絵理子


今年の2月9日。立候補を表明した時点から、もう何度も彼女のプロフィールがテレビ・新聞で紹介されていますが、改めて、サラッと経歴をおさらいしたいと思います。

今井絵理子は沖縄出身の現在32歳。彼女がはじめてメディアに登場したのは、1996年。アイドルグループ・SPEEDの一員として、デビューしたときです。『STEADY』『Go! Go! Heaven』『White Love』『my graduation』などヒット曲を連発した同グループ。
その中で絵理子はボーカルを担当。同じ歌唱担当で、突き抜けるようなハイトーンボイスの島袋寛子とは対照的に、情緒豊かな歌声で楽曲の骨子を支えました。


2004年に、175R・SHOGOと「できちゃった結婚」するも…


SPEED解散後は、ソロ活動に専念していた絵理子でしたが、2004年5月、一つの転機が訪れます。ロックバンド175R(イナゴライダー)のボーカル・SHOGOとの結婚です。この時、彼女は妊娠5ヶ月目。つまり「できちゃった結婚」だったわけです。
当時の175Rは、『ハッピーライフ』や『空に唄えば』などのヒットで、青春パンクブームの火付け役的存在となり、注目されていました。若手人気ミュージシャンと、元・国民的アイドル。誰がどう見てもお似合いのカップルでした。


しかしそんな2人の関係は、意外にも早く終焉を迎えます。2007年9月、絵理子は自身の公式ウェブサイト上で離婚を発表。
破局の理由は「心の距離が開いてしまったため」とのこと。家庭に入ってほしいと願うSHOGOと、子育てを両立させながら仕事を続けたいとする絵理子。双方の考え方の違いが、いつしか、修復不可能な溝となってしまったようです。

今井絵理子が離婚した原因はSHOGOの女癖の悪さ?


しかし、離婚後のSHOGOの挙動を見ていると、新たな事実が浮かび上がります。
どうやら、彼はかなりの女好きらしいのです。絵理子と別居後はグラビアアイドル・小阪由佳との浮気が発覚。それぞれが自宅の合いカギ持つほどの親密交際だと報じられました。
離婚してから1年後には、明石家さんまと大竹しのぶの娘・IMALUとも恋人関係に。常々タレントとの交際を反対している父・さんまの見えざる圧をかいくぐり、2年ほど付き合っていたというのだから大したものです。
2014年には、元ワンギャル・石井あみと再婚し、今では一旦、落ち着いているSHOGO。
もちろん、上記に挙げた噂のうち、どこまでが本当かは分かりません。現に、小阪由佳との一件は、SHOGO自身がブログでキレ気味に否定しています。

けれども、火のないところに煙は立たないもの。複数のタレントと浮名を流すということは、どこかしら本人に遊び人の気質があったのではないでしょうか?

さて、そんなSHOGOと別れたあとの絵理子ですが、再結成したSPEEDのメンバーとして、また、難聴の息子を抱えるシングルマザーとしての活動により、仕事と家庭を両立させる“自立した女性”としてのイメージを確立させ、今に至ります。
その活躍ぶりから今回の立候補に至ったわけですが、気になるのは、彼女の新恋人。元同級生というその男性は、風営法と児童福祉法違反で逮捕歴があるらしいのです。

タレントとしての実績は抜群ながら、男を選ぶ目にはいささか疑問符が付く彼女だけに、果たしてどうなることやら……。
(こじへい)

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