五輪に4大会連続出場、リオオリンピックでも見事に銅メダルを獲得した卓球の福原愛。3歳の時から話題になり、“泣き虫愛ちゃん”の愛称で親しまれていた。

そんな福原も27歳。リオオリンピックの後、交際宣言をしていた台湾代表の江宏傑(こうこうけつ)選手と、9月7日に東京都内で婚姻届を提出。東京・台湾で結婚報告会見を開いた。

熱愛が唯一報じられた相手・錦織圭


福原は幼稚園の頃、週末になると宮城県から栃木県の有名クラブまで通っていた。実業団のある大阪に親子で移り住んだ時期もある。2004年のアテネオリンピックの後は世界トップレベルの中国のリーグに参加した。

このようにひたすら卓球に打ち込み、恋をする暇もないほど忙しかった福原だが、一度だけ写真週刊誌にデート現場を撮られた。その唯一の相手が、リオオリンピックのテニス男子シングルで銅メダルに輝いた錦織圭だ。

福原愛と錦織圭のデートをスクープ


2008年、写真週刊誌『FRIDAY』に「福原愛・錦織圭 山手線ホームで衝撃キス」というタイトルでデート写真が掲載され、ビッグニュースに。原宿のスポーツショップで買い物をして、カフェでお茶を飲み、アロマオイルの店を訪れたという。
2人は密着して指をからませて歩いたり、錦織が福原の腰に手を回したり、お互いに見つめ合ったり、後ろ姿だが顔と顔が重なり路上キスと思われるシーンも。また、福原が錦織のキャップを借りてかぶる写真も掲載されており、親密さがうかがえた。

オリンピック選手といっても、若く初々しい2人。スポーツ新聞には「さわやかカップル誕生」「五輪カップル」「初キッス」という見出しが躍り、一般人にも好感度高く受け止められた。


北京五輪で出会った二人、杉山愛の紹介で交際


2人の出会いは、2008年の北京オリンピック。福原はテニスの杉山愛と、錦織選手は卓球の水谷隼と同室だった。そのため、自然と話をすることになり、杉山が錦織を紹介した。選手村では、皆で和気あいあいと食事をする機会もあったという。

FRIDAYの熱愛報道後、成田空港で「恋愛はどうですか?」と聞かれた際、「お騒がせしました」とひと言。公式の場で認めることも否定もしないで「競技で飛躍できるように頑張りたいと思います」と語った福原。
そして4ヵ月後の2009年、2人の破局が伝えられたのだった……。

わずか4ヵ月での破局、卓球界の圧力か周囲の反対!?


当時、福原は20歳で卓球界のアイドルで広告塔。錦織も18歳で、2007年にプロに転向したばかりの金の卵だ。
このような背景もあってか、卓球協会が圧力をかけた、親の反対があった、アメリカを拠点とする錦織と海外遠征が多い福原の遠距離恋愛などが理由にあげられた。

その後、錦織が怪我をした時は、福原がメールで励ましたとも伝えられているが、2人が再び付き合うことはなかった。そして現在、福原選手は結婚し、錦織選手にはモデルと交際中であると伝えられている。

当時、周りからの反対や圧力がなく自由恋愛ができる環境だったら、どうなっていたかはわからない。
2人が結ばれて2世が誕生したことを想像するとワクワクしてくるが、18歳と20歳には二度と戻れない。
(佐藤ジェニー)


※イメージ画像はamazonより卓球レポート 2013年4月号 永久保存版 福原愛のバックハンド (卓球レポート)
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