今年のはじめ、「ゲスの極み乙女。」のメンバー川谷絵音との不倫愛が大きなスキャンダルとして話題をさらい、未だに渦中にいる印象のベッキー。
現在はテレビ番組での謝罪をきっかけに活動を再開はしたものの、まだまだ以前より活動自粛ぎみ。
しかし最近は、その不倫愛の相手だった川谷の新恋人との恋愛、未成年者飲酒が問題になり、ベッキー側にもやや同情の声が集まり始めているようす。

そのベッキーだが、今回の騒動が起こる以前は、圧倒的なクリーンイメージと健康的で前向きな好感度の高い女性タレント代表として、確固たる地位を築いていたはず……。
ベッキーがそのようなイメージになっていったキッカケは、一体どういうものだったのだろうか?

14歳で事務所に所属したベッキー


イギリス人の父と日本人の母の間にハーフとして生まれたベッキーは、ある企業のオーディションをきっかけに、芸能事務所サンミュージックに所属することとなる。それが14歳の頃。
しかしながら、毎日レッスンを重ねながらも最初はほとんど仕事ももらえない状態で、オーディションへの条件も限られていたため、歯がゆい思いをしていたという。

そんな中で数少ないオーディションのひとつから手にしたのが、子ども向け番組「おはスタ」の仕事。その時15歳だったベッキーは、この番組を機に一気に露出が増えていくこととなり、同じ頃には歌手活動もスタート。
最初のCDとして「そらとぶポケモンキッズ」をリリースした。

「おはスタ」以降のベッキーの躍進


ハーフタレントも登場し始めてはいたが、まだまだハーフで活躍できるタレントは少なかった時代。その中でも10代のベッキーは、目立って多くの活動と知名度を広げていった。
その後もレギュラーでの出演番組などでは、モーニング娘。やまだ売れていない時の沢尻エリカ、シェリーなどとも共演の経験をしている。

この頃には、テレビに映画、雑誌の連載など様々なメディアで売れっ子となり始めていたベッキーだが、一般の学生と同じように高校を卒業し、芸能活動を両立しながらも、亜細亜大学を修学4年で卒業するという、超人のような両立ぶりをみせる。その時の本人のコメントでも「両方に一生懸命、やる気をちゃんともってれば大丈夫だと思います」とあっけらかんと答えるところは、まさに有吉があだ名をつけたところの「元気の押し売り」の片鱗を見せていたのかもしれない。


今後のベッキーの活動は!?


20代になり、タレントとして天真爛漫で少し変わったハーフの女の子というキャラクターから少しずつ変化し、いい人で突っ込みどころのない完全無比なタレントというキャラになってきていたのだろうか。ベッキーの人気と比例するようにアンチファンの数も増えてきていた最中、今年の不倫問題発覚だったのだ。

「ゲスの極み乙女。」が活動停止を発表した今、ヌード広告を披露したベッキーは、今後どのような活動を展開していくのだろうか?
一時期は、いずれは自身で雑貨屋を経営したいとも語っていたが、いつか彼女の口から、あのスキャンダルを含めた自身の芸能活動の真実を聞くことはできるのだろうか。いずれにせよ、ベッキーがまだまだ興味をひいてやまない存在であることは確かだろう。
(空町餡子)

※イメージ画像はamazonより風のしらべ(初回限定盤)