夏の終わりの恒例になっている、チャリティー活動がテーマの特別番組「24時間テレビ・愛は地球を救う」(日本テレビ系列)。目玉企画である24時間マラソンは今年もおこなわれる。


第40回目となる今年は初の試みとして本番当日まで、マラソンランナーが明かされないということになっているが、どんな展開になることやら……?

24時間マラソンは無茶ぶりではじまった?


この24時間マラソンの企画がスタートしたのは、パーソナリティにダウンタウンを起用するなど、テコ入れの年となった1992年から。
実はこのマラソン企画は、間寛平が「深夜に10分出演する」というだけの企画だったはずが、マネージャーの無茶ぶりで「24時間走る」という内容になってしまったことに始まる。

マラソンランナーとして200kmを走るために登場した間寛平だが、初回の挑戦では応援者が殺到したり、交通が乱れたために、途中リタイアという形で終わってしまう。しかし翌年に再挑戦し、見事に200kmの完走を果たした。ちなみに歴代のランナーで途中リタイアしたのは、初回の間寛平だけのようだ。

過去にはワープ疑惑も……


1994年には、ダチョウ倶楽部が100kmマラソンを走ったが、これについて後年にビートたけしが「(ダチョウ倶楽部は)走ってなかった。車で移動した」と番組への皮肉を語ったというエピソードがある。

また、これ以降にも2002年ランナーの西村知美に対して、途中に車で「ワープ」したのではとネット上で指摘されたり、2010年ランナーはるな愛は85kmで完走したが実際は65kmだという噂が立ったりと、毎年大小の疑惑がつきまとっているようだ。


いずれにせよ、このようなさまざまな憶測や疑惑が持ち上がることも、この番組が長い時間多くの視聴者を注目させる証拠といえるかもしれない。

ジャニーズメンバーも100km完走!


ちなみに1997年には、ジャニーズ所属の山口達也(TOKIO)が100kmを走った。その翌年1998年にも、当時19歳だった森田剛(V6)が、歴代最年少ランナーとして100kmを完走している。森田は並走していたV6メンバー井ノ原と一緒に余裕のゴールを見せたりなど、今となっては貴重なシーンだったかも知れない。

今年のランナーは誰?


ここ数年メインパーソナリティはジャニーズメンバーが担当しており、今年も櫻井翔(嵐)、亀梨和也(KAT-TUN) 小山慶一朗(NEWS) の三人に決まった。
24時間マラソンランナーは、一体誰になるのだろうか? 憶測はいろいろ挙がっているもののいまだ明かされていない。今年前半に大ブレイクした芸人のブルゾンちえみ、みやぞん、また人気女子アナの水ト麻美、はたまた一時期は話題をさらったベッキーでは?という噂もあるが、やはり当日までは推測がつきそうにない。


しかし番組としては、そんな視聴者のいろいろな推測が飛び交うことこそが“狙い”なのかもしれないが……。
(空町餡子)

※文中の画像はamazonより24時間テレビ 40 チャリ Tシャツ 2017 (サイズLL, 黄)