
年のせいか、万博というとどうしても頭に浮かんでしまうのが大阪万博と岡本太郎。
大胆な色づかいとデザインは今見ても全然古くない。この岡本太郎デザインのこいのぼり、1980年に東レと愛知県にある有限会社太郎鯉が共同で販売を開始したというもの。この太郎鯉は百年以上の歴史を持つ老舗で、同じ名前という縁もあり東レ側から依頼が来たのだという。
岡本太郎デザインのこいのぼりを扱っているから太郎鯉ではないのでお間違えなく。発売当初は珍しさもあってかなりの数が売れたということだが翌年以降はあまりに前衛的すぎるのかあまり売れなかったとか。ところが1996年に岡本太郎が亡くなると不思議なもので徐序に売れるようになってきたそうだ。
「20年経つと世の中変わるので、分からないものですねぇ」と太郎鯉の榊原社長。
以下、岡本太郎氏の言葉。
「自由勝手に鯉のぼりの絵を描いた。
万博の今年、タロー鯉もさらなる復活の兆し。ちなみにこのこいのぼり、川崎市の岡本太郎美術館でもミュージアムショップでも小さいサイズがお土産用として置かれています。(こや)