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崎陽軒のシウマイの醤油入れ「ひょうちゃん」ができるまで

ひょうちゃんが工場内を流れ、あんなことやこんなことになっている様子。かなり地道なお仕事です。

横浜名物「崎陽軒のシウマイ」についてくる醤油入れ、その名も「ひょうちゃん」。ファンが多く、集めている人もかなりいると聞くが、そのひょうちゃんの知られざるアレコレをご紹介したい。

初めて登場したのは昭和30年。マンガ家の横山隆一によるものが初代で、2代目ひょうちゃんはイラストレーターの原田治の作品、そして2003年に、初代ひょうちゃんが再び同じ表情で戻ってきた…と、ここまではけっこうよく知られた事実かもしれないが。

ところで、このひょうちゃん、作っているのは、崎陽軒ではなく、実は愛知の「ヤマキ電器」という電器屋さんだという。

「主に絶縁材料の機器碍子を製造している会社ですが、素材が磁器で碍子と同じということで、昭和22〜23年より注文を受けています」
ヤマキ電器さんは言う。作り方は以下の通りだ。

あんな小さなひょうちゃんだが、かなり大きな「全自動機」を作って成形を行なう。当たり前かもしれないが。

「成形品はトンネル炉で焼成し、磁器容器を作ります。その後、天然原料を何種類かブレンドし、水分を加えてどろどろにした材料を型に流し込みます。材料と型とが接触している部分から材料が固まってきますが、一定時間放置して、固まっていない材料を型から排出すると、その部分が空洞となる『鋳込製法』によって作るんですよ」

成形には約1日。焼成・検品に約1日。さらに、ひょうちゃん専用機に醤油を注入するのに1日。しょうゆ漏れがないか時間をおいてチェックするのに約3日。1つのひょうちゃんが誕生するまで、最短で8日、延べ23人が関わっているのだという。

「全自動成形機なので、常に同じ品質のものが出来ると思われがちですが、実は季節などによって寸法が変化するので、品質を一定に保つのに苦労します」とのこと。

ちなみに、「2代目」は、笑った顔、怒った顔のほか、本を読んだり野球をしたりと、図柄の組み合わせで80通り。さらに、インクが4色あり、全部で320種類あったが、現在のひょうちゃんは48種類の絵柄で色も1色となっている。地道な作業工程を見せてもらうと、ひょうちゃん1つ1つへの愛も、よりいっそう深まりそうだ…。(田幸和歌子)

2005年1月6日 00時00分

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