備長炭は今や食べる時代!? 炭のチーズケーキ
大阪・なんばパークスで7月18日まで開催中の「チーズケーキ博覧会」。ベイクド、レア、スフレ、タルト、ムース、半熟、和風から変わりダネまで、世界中&日本中から総勢200種類ものチーズケーキが集まる甘いもの好きには夢のような祭典だ。
中でも目が釘づけになったのが、和歌山発「セレネ」というお店の真っ黒な「炭チーズケーキ」(!)

なんでも食用の炭「ヘルシーチャコール」を練り込んであるとかで、見た目のインパクトにまずはビックリ。
さっそく味見してみたところ、見た目に反してふんわりとやわらかくあっさりした甘さでおいし〜い!

ところで、私は電磁波を避けるためパソコンの周辺に備長炭を置いたりしているのだが、これを食べるとカラダそのものが電磁波よけになったりしないんだろうか…? などと考えつつ完食。おいしくてカラダにもいいなんて、これは人気出そうですよね〜。もちろん食べ終えた後、「いかすみパスタ」のように口の中が真っ黒、なんてことも一切ありません。夏を前にダイエットしてる人も多いかと思いますが、カラダにもいいんだから…と思うことで甘いものを食べるうしろめたさも少しは軽減されるかも!?

この「セレネ」という会社は他にも「炭シュークリーム」「炭クッキー」「炭ロールケーキ」など、いずれも真っ黒でインパクト充分のヘルシーチャコールを使った製品を数多く出しているようだ。

ちなみに、この博覧会を運営しているナムコの担当者・平田さんの話によると200種類あるチーズケーキの中で最も人気があるのは、栃木県の「こちら佐野洋菓子研究部」というところが出している完全無添加のチーズケーキだそう。
絞りたての牛乳など素材にこだわったものや、牧場系のチーズケーキが狙い目とのことでした。

中でも驚いたのは、発酵前に急速冷凍し、お客さんが持ち帰ると同時に発酵がはじまり好みの時期に食べることができるという生チーズケーキ。持ち帰った直後はフレッシュな牛乳、生クリーム、チーズを混ぜ合わせた状態で、日を追うごとに発酵が進みよりチーズっぽい味わいになっていくのだとか。どちらかというとシンプルで地味な存在に思っていたチーズケーキですが、いつのまにかここまで進化していたとはオドロキです!

中には予約制のため普段はなかなか口にできない“幻の逸品”もあるそうなので、宝探しをする感覚で出かけてみてはいかが。(野崎泉)