何℃になったら微熱というのか?
これでは微熱といえない?!
ある日、友人の旦那さんが「微熱がでた〜」とさわいでいたので、熱をはかってみたところ、36.6℃だったという。友人にすれば、それしかないのに微熱とは言わないのでは? と思ったらしいのだが、平熱が35.8℃の旦那さんにとっては、36.6℃でも立派な微熱。


うん、わかる。平熱36℃で、36.8℃くらいになると、もうしんどくなってしまう私も、旦那さんと同感だったりして。

しかし、友人にしたら、ちょっと納得できないみたいだ。そこで、微熱って一体何℃のことをいうのか? 微熱に定義はあるのか調べてみることに。

まず、広辞苑でみてみると「すこしの熱。その人の平熱よりも少し高い熱」とある。


ほら、やっぱり! 平熱より少し高ければいいのではないか?! でもやっぱりここは、お医者さんにも確かめてみなくては。

そこでさっそく、某大学病院で聞いてみた。すると「微熱というのは、37℃台のことをいうので、36.8℃では、微熱とはいわないんです」とのおこたえ。まさか!

念のため、かかりつけのクリニックの先生にも聞いてみたところ、やはり同じように「個人差はありますが、一応、37℃台のことを医学的には微熱としています。だから36℃台では、いくら平熱が低いといえども、微熱とはいわないんですね」とのこたえが……。

そんな〜。
平熱が低い人にとって、37℃はかなりハードル高いぞ?! って、出ないにこしたことはないけど。一応、こたえとしては、37℃台になってはじめて「微熱」というのだった。

でもでも、36.8〜9℃くらいなら、気持ち的に「微熱」と思っていいのではないだろうか……。と、平熱低め派の自分に言いきかせるのだった。(田辺 香)