ブロッコリーとカリフラワーの融合「ブロッコフラワー」
食物繊維たっぷりのブロッコフラワー
アメリカの料理本のレシピやテレビのクッキング番組などで目にしていたブロッコフラワー。
ネーミングからも想像できるが、ブロッコリーとカリフラワーが一緒になったものらしい。
是非一度食してみなくては! と近所のスーパーへ出かけてみると、商品棚でもしっかりブロッコリーとカリフラワーの間に並べられ、ファミリー一丸となっていた。
もともとグリーンカリフラワーと言われていたのが、1988年にブロッコフラワーと命名されたという。

野菜は生で、というアメリカ人が多く、真似してポリッと食べてみるがホロホロと口内で崩れる芽部分と味はカリフラワー。茹でてみると、味はさらにマイルドになって甘みを増したブロッコリーに変身する。イタリアが原産国のブロッコリーに対して、ブロッコフラワーはオランダで「魚料理に合う野菜」ということで彩りを考え栽培されたものらしい。
当時カリフラワーの白と魚の白い色が、白いお皿に乗ってた時期を打開した野菜、ともてはやされたそうだ。


アメリカのメディカル・リサーチグループが発表した「癌予防」に挙げられた食品がブロッコリーで、それ以後一気に人気が上がった野菜だ。鮮やかな緑色と食物繊維たっぷりのブロッコフラワーはブロッコリーよりもビタミンAが抱負で、視力や上皮細胞の健康維持に気を使っている人はこちらを食べた方が良いという。健康を気遣いながら美味しく食べられるのが一番の魅力だ。この際ブロッコリーファミリー全部を一緒に食べてみるのがいいかもしれない。ブロッコリーやカリフラワーは実際にはキャベツ・ファミリーだそうだ(茹でる時に出る匂いも同一)。

さて、そんなブロッコフラワー、日本では知られている存在なのだろうか?
ビット編集担当さんに頼んで、デパ地下から庶民スーパーを数件尋ね回ってきてもらった。
扱っていない、または扱ったことがない「実は聞いたことがない」という回答で、日本ではマイナーすぎる野菜という結果がでた。
ブロッコフラワー世界制覇はいつ?
(シカゴ/あらた)