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本の価格は、なぜ「税抜き」表示なのか

最近では見かける機会の減った「税抜き表示」。実は税率への対応に秘密があったようです。

先日、5歳の娘に本を買ってあげようと、書いてあった「600円」を渡して本人をレジに並ばせたところ、店員さんとともに戻ってきた。
「お客様、30円足りません」と言う。よく見ると、その本、「本体価格600円プラス税」とある。あれ? 今ではだいたいのものが税込み表示で売られているような気がしたけど、本はみんな外税だっけ? 普段何気なく買っているから、気づかなかった。娘よ失礼しました……。

でも、世の中的には何でも内税表示なのに、なぜ本だけ例外なのか。それに、改めて確かめてみると、雑誌は内税表示になっている。なんで書籍は特別なのか。

単行本と雑誌両方に携わる友人の編集者に聞いてみると、
「雑誌は一定期間で書店から返本されるけど、書籍はずっと何年でも置かれることもあるから」
ということだった。
「初めて消費税3%が導入されたとき、価格を変えることに、出版社はみんなすごく苦労したんですよ。それで、税率が5%になる際、『この先、また税率が変わっても影響が出ないように』と、税抜き表示にしたんです」
つまり、常に変わらない本体価格のみ表示し、追加される税はそのときどきで……ということらしい。

ただし、本にはさまっていて、購入の際に書店で抜き取られる「スリップ」(短冊)部分には、税込み価格と両方を書かなければいけないことになっているそうで、
「これは書店側の手間を省くためですね」。

その他に、本体価格のみの、こんなメリットもあるとか。
「たとえば、1000円とあるより、952円と書いてあると、やっぱり手が出やすいですよね? レジに持っていくと、1.05をかけられて1000円になるんですけどね。これは、目くらましのようなものですよ」
本来、この目くらましは、どの業種だってやりたいことのはず。でも、書籍にばかり許されているのは、「永年、ずっとその場にい続ける商品」としての特権なのだろうか。
(田幸和歌子)

2006年8月24日 00時00分

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