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最近のカスピ海ヨーグルト事情

フジッコ(株)では家森先生が持ち帰ったクレモリス菌FC株を使用

数年前、カスピ海ヨーグルトの大ブームがあった。私も友人から種菌をわけてもらい作っていたが、いつのまにかダメにしてしまった。私の周りの友人たちも、いつのまにか、カスピ海ヨーグルト作りを止めてしまっている。

そもそもカスピ海ヨーグルトとは、ヨーロッパ東部の黒海とカスピ海に囲まれたコーカサス地方で食べられているヨーグルト。日本に伝わったのは、今から10年以上前。京都大学の名誉教授である家森幸男先生が日本に持ち帰ったのが始まりで、その高い健康効果から注目を集めた。常温で発酵するため、家庭でも簡単に作ることができるとあって、口コミで人から人へと渡っていった。

そんなカスピ海ヨーグルト、最近スーパーでよく目にする。これらを種菌として再びカスピ海ヨーグルトを作れることはできないものか? そこで、「純正種菌使用」と謳っている「カスピ海ヨーグルト」を販売しているフジッコ株式会社の広報に話を聞いてみた。

すると、製品をそのまま種菌として使うことはオススメできないとの回答。
「物理的には可能ですが、どうしても作ってからみなさまの手元に届くまでに多少の時間がかかるために出来たてではないということ。また、運送による揺れや衝撃もあるので、最良の菌質が保証できないことが理由です」

そのかわり、自宅でカスピ海ヨーグルトを作りたいという人のために粉末の種菌を販売している。
「当初は口コミで全国に広まってきましたが、人の手から手へと渡されるうちに、もとのヨーグルトのものではない菌が混ざりこむなどの不安がありました」
そこで安全なカスピ海ヨーグルトを多くの人に届けるために、家森先生とフジッコが共同研究を行い、同商品を発売。粉末の種菌には、カスピ海ヨーグルトに欠かせないクレモリス菌のほか、アセトバクター菌が含まれており、これがクレモリス菌の育ちやすい環境をつくる働きをするのだそう。

この粉末種菌、販売から3年が経った昨年11月に100万セットを達成。なんだか、まだまだブームのようだけど?
「やはり種菌から作り続けたいという人は多く、根強い人気がありますよ」
基本的には何度でも作ることができるのだが、1カ月に1度くらいは新しい種菌に変えることを推奨しているそう。

昨今の健康ブームから再び注目を浴びそうなカスピ海ヨーグルト。涼しくなってくるこれからの季節はヨーグルト作りにもぴったり。以前作っていた人も、未経験の人もぜひ一度試してみては?
(古屋江美子)

2006年9月11日 00時00分

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