「足がクサイ」で大盛り上がりのサイト
(写真上)<a href="http://ashikusa.jp/" target="_blank">「今日もガンバレ!足クサ男」</a>のウェブサイト。<br>(写真下)女性用、男性用の『ムレない、ニオわない靴下「SUPER SOX」』
「足がクサイ」というだけで大盛り上がりのサイトがある。
その名もズバリ「今日もガンバレ!足クサ男」


サイトの名前にもなっている「今日もガンバレ!足クサ男」という連載を中心に「ぷ〜んと足クサエピソード」、「キング・オブ・足クサ男リレーエッセイ」、「足クサさらば!足が臭いを解決する7つの方法」といったコンテンツの数々が目白押しだ。
その中でもやはり秀逸なのが「今日もガンバレ!足クサ男」という連載。どこか少女漫画を思わせるイラストと登場人物の名前も“桜坂薫”、“花水木雅人”といった足がクサイとはとても思えない名前が目を引く。何でも“足クサ”ゆえに難題にぶつかりながらも頑張って生きていく足クサ男たちのコメディ・ストーリーということなのだが、読んでみるとタイトルに偽りなしの足クサ話がてんこ盛り。

実はこれ、靴下メーカーの岡本株式会社が運営しているサイトなのだが、ここまで、突き抜けたサイトを作ってしまった理由とは何なのか? さっそく話を聞いてみた。

「消費者と直接コミュニケーションが取れる『クチコミのサイト』を作りたい、というところから社内で各部署から若手によるチームを結成し企画にあたりました。
当社の開発商品、ニオイの発生を抑えることに成功したビジネスソックス『SUPER SOX(スーパーソックス)』を多くの方に知っていただきたい、というのがそもそものきっかけです。足がクサイ、というのはネガティブに考えがちですが、それをネガティブになるのではなく、明るく一緒に楽しみながら解決できるものをと考えて、書き込みもできるブログタイプのサイトにしたんです」とNB営業推進課の谷沢さんは言う。

「足クサ」というキーワードだけでこれだけのアイデアが沸くことに驚くばかりであるが、足クサにまつわるアイデアはどこからくるのか?

「サイトの制作チームは男性2名、女性5名ですが、チーム内での自分自身の足クサエピソードや自分の周りでおこった足クサエピソードが中心です。常に足がくさい者はいないのですが(笑)徹夜で2日連続同じ靴下の時に、くさいのにビックリした! とか、そういうことはありますね。チームでも強烈な足クサがいるんですよ。足クサだから呼ばれたんじゃないか、と思うほどなんですけど。
第1話の主人公カオルは自分がモデルだと自負しています。また過去にいろんなお悩みをアンケート結果でいただきました。そこで浮かび上がってきた体験談などを元に、サイトに活かしました。運営開始後は、エピソード投稿で生の声がどんどん入ってきますから、ますます、ネタはつきませんね」と谷沢さん。

サイトのターゲットは、男性はもちろんだが、実は20代〜40代の主婦の方も重視しているのだという。ダンナさんの靴下を買うのは、奥さんの場合が多いというのがその理由。

サイトのイラストが少女漫画路線なのも、世代的にマンガに親しんでいる世代ということを意識しているのだそうだ。また、ここ数年のブーツブームの影響もあってか若い女性の足クサさんも増えているらしく、男性女性ほぼ同数のアクセスがあるのだそうで、当初2000〜3000だったアクセス数も今では約2万にまでUP。
「当初、本当に投稿してくれるのだろうか? と、とても不安だったのですが、予想をはるかに上回る反響です」と谷沢さん。

「ぷ〜んと足クサエピソード」は当初、半年だけの企画だったそうなのだが「是非続けて欲しい」「毎回楽しみにしています」という声が多く現在も続行中。約600名程の応募があるとか。また、9月1日からは足クサ川柳も募集(締め切り2007年1月31日)。
足クサグランプリ(1名)受賞者には賞金5万円と岡本(株)の『ムレない、ニオわない靴下「SUPER SOX」』ペア1組(2足)がプレゼントされる。足クサ川柳は募集開始2週間にして約800をもの作品が集まっているそうで、足クサがみんなの関心事であることは間違いないようです。

ちなみに、『ニオわない靴下「SUPER SOX」』のリピーター率は50%という驚異的な数字。その理由はいわずもがなですが、詳しくはウェブサイトまで。
(こや)