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うがい専用のお茶、その名も「うがい茶」

(写真上から)「うがい茶」100ml(500円 税込)と「緑茶小町」45g(2,000円 税込)。どちらも売り上げは好調のよう

10月も半ばを過ぎ日を追うごとに気温が低くなってきた。
そろそろ風邪の季節がやってくる、なんて思っていたところに「うがい茶」という何ともナイス(古っ!)な風邪の予防にうってつけのものを見つけた。

「うがい茶」はその名の通り、うがい専用のお茶である。
この「うがい茶」は通常の飲料用のお茶の20倍の濃さがあり、これをコップ1杯の水に2、3滴入れて薄めてうがいに使うというもの。100ミリリットルの小さなペットボトルで約50回は使える。もちろん、元々が濃いお茶なのでお湯や水で薄めればそのままお茶として飲むことも可能だという。仕事場にもって行き、外出後オフィスでうがいにお茶にと一石二鳥の便利さだ。

この「うがい茶」を開発したのは福島県いわき市の「いわき有機性資源リサイクル協同組合」。
いわき市は特にお茶の産地というわけではないのに何故? という疑問を抱きつつ、「うがい茶」の販売を行っているがんこ村有限会社にお話を伺ってみることにした。

「いわき市は茶の栽培はしていないんですが、県内に某大手飲料メーカーの工場がありまして、そこで緑茶飲料を作っているんです。その工場から大量に緑茶しぼり液が出るので、それを再利用する方法として「うがい茶」を考えたんです。
ペットボトル用のお茶はいわゆる“一番煎じ”だけが使われて、その後にかなりの水分を含んだ緑茶としぼり液が大量に排出されるんです。お茶には抗酸化作用や抗菌、消臭等の作用を持つ成分としカテキンが含まれていることが知られていますけれど、この茶葉としぼり液にもまだたくさんのカテキンが含まれているんです。そこで組合ではこれを何とか再利用したいと考えて、しぼり液から高濃度のカテキンを抽出することに成功したんです。高濃度というところから薄めて使えるものと、うがい用のお茶に利用することを思いついたわけなんです」と担当の鈴木久さん。

すごい! 地球環境を考える世界共通語「モッタイナイ」の精神にピッタリの開発商品だ。
が、ここで思わぬ展開に。
「でも、実は残念ながら今はこの茶葉殻からの抽出は行っていないんです……」と鈴木さん。

えっ! ということは「うがい茶」はもう作っていないのだろうか?

「県内で出る茶葉殻だけで『うがい茶』を作るとなると、とてもコストがかかってしまうのです。大量生産をしないと採算が合わず、それは私共だけでは無理なので泣く泣くこの方法は断念しました。でも、ご安心ください。現在、『うがい茶』そのものの評判がとてもいいので、新たな方法として、組合でカテキンを購入して生産しています。
それと、茶葉殻からの高濃度カテキン抽出は行っていませんが、茶葉殻を使った商品は実はもう一つあるんですよ。『緑茶小町』という洗顔パウダーです。こちらは茶葉殻そのものを乾燥、粉末にしたものを使用しています。これは市内の温泉施設などにも置いていただいていてこちらも非常に評判がいいですよ」

「うがい茶」が存続していることに喜びつつもリサイクルのコストの壁を目の当たりにし、ちょっと複雑な気分。
ちなみに「うがい茶」は医薬部外品ではなく清涼飲料水になるそうで地元いわきの名水「阿武隈山系・四時の名水」を作っている有限会社錦サービス興産が製造している。
(こや)

がんこ村(有)
福島県いわき市平中神谷字前河原7-15
電話:0246-34-1234
*「うがい茶」は店頭での販売はしていないので、購入希望の方はがんこ村(有)までお問い合わせください

2006年10月20日 00時00分

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