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他人事じゃない! オレオレ詐欺

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「オレオレ詐欺」は一般的に「振り込め詐欺」の呼ばれる詐欺のひとつで、電話を使って交通事故の示談金、弁済費などを要求する手口が中心。十分注意!

先日、歌手の森山良子に「オレオレ直太朗詐欺」があったというニュースが流れた。あの直太朗を名乗るだなんて相当だな、とか変に感心してみたりしながら、実は、うちにもオレオレ詐欺があったことを思い出してしまった。

もう2年くらい前のこと。午前中、母親がとったその電話にかけてきたのは、姉を名乗る人物。「○○だけど、事故っちゃって……」と、しゃくりあげるように泣きながらしゃべり、男か女かわかりにくかったらしい。しかし、姉はとっくに勤務中のはず。さらに、母親は明らかに姉とは違う声だとわかったらしく(というか男だったと断言)、相手が何かを要求する前に「ばかじゃないの!」と一言でガチャン。

そばで聞いていた私は、最初、様子がおかしいなと思っていたのだが、その一言に驚いた。「何があったの、大丈夫?」 話を聞いてみれば、まるでオレオレじゃないか。しかし、名前までちゃんと名乗ってくるとは、どこかで名簿でも手にいれたのだろうか。

念のため、姉の会社まで電話をしてみると、何も知らないで働いていた姉は「は? 何のこと?」と、まったくもって平和であった。

そんな姉をよそに、しばらく時間が経ち冷静になってみると、ちょっとこわくなってきた私たち。相手の携帯電話の番号が出ていたので、どうせプリペイドだとは思ったが、念のため、警察にも電話し、事件を伝えたのだった。そこでようやく一件落着。

まさか自分のうちにもオレオレ詐欺があるなんて。しかしまわりに聞いてみたら、体験者が結構いたのだ。

まず、いとこ。彼女には子どもがいないが、甥を装ったオレオレ詐欺にあったという。最初は名乗らなかったため、いとこが○○くん?と尋ねたのをいいことに、彼になりすましたらしい。 しかし、やはり様子がおかしいと思ったいとこは、自分が気がついたことは隠して、甥に言い聞かせるつもりで、詐欺にたっぷり説教したとか。ひくにひけず、いつチャンスがくるともわかららず、説教をくらっていた詐欺。はっきりいってまぬけである。

そして友人にも2件。ひとりは友人自身の名前を名乗った詐欺。しかし、彼女のお母さんはすぐにわかった。なぜなら、○○子という名前の彼女は、いつも自分では“子”をつけずに「○○」というから。その詐欺はまんま「○○子だけど」といってしまったために、即バレたのだった。

もう一人の友人の話。兄を名乗って実家にかけてきたのは、今流行りの「携帯の番号が変わったから」といって、まずは番号を登録させて、忘れた頃に登録された番号によって、“兄”になりすまして詐欺をはたらくというタイプ。親はすっかり信じていたそうだが、友人が手口を知っていたため、お兄さんに直接電話をして確かめたことから発覚。事なきを得たという。しかし、どのみちその家の電話は登録ができない(ナンバーディスプレイのない)電話だったため、実はその手口ではまったく意味をなさないのだった。

今のところ、まわりに被害にあった人はいないが、とにかく、いろんな手口が増えてますます巧妙になるオレオレ詐欺。それでも、大阪では被害が少ないというのをニュースで見たことがある。なんでも「うちにオレなんて息子はおらんで」とか「そんな大金、電話一本で払えますかいな」とか、まずは突っ込み、という精神がここでも活かされているようだ。他に「本人に払わせといて」というのもあるらしい。……ごもっとも。

今年1月〜8月までの都内の「振り込め詐欺」の被害件数は、1,863件で、そのうちなんと「オレオレ詐欺」は1,306件もあったとか。自分は大丈夫、と思っていても、もうオレオレ詐欺は他人事じゃない。実際にかかってくるとビビってしまうかもしれないが、怪しいと感じたら、みなさんも大阪人の精神で、まずは突っ込んでみることをおすすめします。
(田辺 香)

2006年12月1日 00時00分

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