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指圧は痛いほうが効くのか?

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先日行った香港にも指圧屋さんは多かった。でもかなり痛かったんだけど……

一日のうちでパソコンに向かっている時間が長く、首から肩にかけて慢性的にコリに悩まされている私。そんな私にとって、たまの指圧は本当に至福の時間。

だが指圧のやり方は人によって様々。ときにはかなり痛いこともある。そんなときはリラックスどころか苦行のようだとさえ思うのだが、じっと痛みに耐えている。なんとなく痛いほうが効いているような気がするからだ。でも本当にそうなのだろうか?

そこで指圧治療や講座を行っているきむら指圧研究所のきむらさんに話を聞いてみた。すると、
「残念ながら、未だに指圧は痛いもの、強く押すものという誤解が広まっています。ハッキリ申し上げて、痛い指圧は身体に良くありません」
ときっぱり。
「なぜなら、強い、痛くなるほどの刺激を加えると、身体はその刺激から身を守ろうとして、筋肉を固くしてしまいます。そうすると、深部に圧が浸透せず、表面だけの刺激で終ってしまい、深い所のコリが取れません。そればかりか、皮膚の表面を傷めてしまい、俗にいう『按摩ごり』という炎症を起してしまいます」
なんと! 痛いほうが効くというのは思い込みだったよう。

本来の指圧とは、ゆっくりと深く深部に圧が浸透するように押すものなんだそう。そうすることで、受け手もその圧を素直に受け入れられ、副交感神経を優位に働かせるようになり、自然治癒能力を高めて症状が改善していくのだとか。
「とにかく指圧をするということは、心身共にリラックスさせるということですので、決して痛くなるほどの刺激を与えてはならないのです」
あんなに必死になって耐える必要はまったくなかったらしい。

「ただ、問題があるのは、指圧を受ける方の中にカチカチに凝っている方がいて、そういう方たちが表面の強い刺激を求めて、強モミを強要することがあることです」
私もまったく痛くないと、逆に効果があるのか不安になってしまう。
「そうした方は、身体が鈍感になってしまっているので、いかに自分の身体が悲鳴をあげているかを自覚できていないのです。身体がカチカチになるということは身体が限界にきていることの証明なのに、それが自覚できていないのです」
うーん、私の身体もだいぶ悲鳴をあげているのかも。ただ治療師のなかには商売のために、そういう患者あわせてあえて強モミを続けている治療師もいるのだとか。

とにかく痛ければいいというわけではないことがわかった指圧。本来の指圧は、単に肉体だけの症状ではなく、精神的な症状や、ガンなどのターミナル・ケアーにも効果を発揮するのだそう。痛くないほうがいいと知って、さらに指圧が好きになりそうです。
(古屋江美子)

2007年1月6日 00時00分

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