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岐阜で“ご当地キムチ”、なぜ?

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各務原キムチのイメージキャラクタ−「キムぴー」。メガネにマフラー姿の“お約束”コスプレ(?)もしてたりします。

いわば、“ご当地キムチ”である。

「各務原キムチ」という名称のこのキムチ、その名の通り、岐阜県各務原市の特産品なのである。
6月に開催されたB級グルメの祭典、「B-1グランプリ」でも14位に入るなど、全国的な知名度も高くなってきている。

それにしても思うのは、「なぜ岐阜でキムチ?」ということだ。

「各務原キムチ」を管理する、市の観光交流課、「キムチ日本一の都市研究会事務局」にたずねてみたところ、
「各務原市が、韓国の春川(チュンチョン)市と姉妹都市だというところが、発端になります」
とのことだった。

春川市から岐阜県に、「先端技術をもった町を紹介してほしい」という依頼を受けたのがことのはじまり。選ばれたのが各務原市だった。99年に各務原日韓親善協会が発足、はじめ友好都市だった2都市は、姉妹都市に。そして世はまさに『冬ソナ』大ブーム。
「春川市にも協力してもらった『冬ソナ』のイベントが、おかげさまで大当たりしたんです」
そう、春川といえば、通っていた高校やユジンの家など、『冬ソナ』のロケ地として超有名な町。
この2カ月ほどの開催期間中に出していたキムチが大好評だった。
「これを市の新たな特産物にしていこうということになったんです。キムチは今では漬物全体の消費量の中でもかなり多いもので、日本人にも受け入れられているものですから」

はじめは「なんでキムチなんだ?」という疑問の声も一部ではあったそうだが、商店街などが積極的に協力してくれたこともあって、各務原のあちこちの飲食店にキムチメニューが登場、「キムチ寿司」や「キムチドック」なんてものが食べられたりもするようになった。

「各務原キムチ」の特徴は、ニンジンと松の実が入っていること。松の実が春川の特産品だから。あとは、扱う店の独自のレシピで、様々な味が楽しめる。気に入った味を探すのもまた楽しそうだ。

すっかり“ご当地キムチ”として定着した「各務原キムチ」、カルビー株式会社から、岐阜県内のサービスエリアや駅売店などで販売される、地域限定菓子として、「ポテトチップス 各務原キムチ味」が発売された。これも、カルビー(株)の工場が市内にあることが、ひとつの縁になっている。
「各務原市にある高速道路サービスエリアから、『“各務原キムチ”をポテトチップスの味として再現できないか?』という問い合わせをいただいたのが、きっかけです」(カルビー広報室)

苦労した点はといえば、
「ポテトチップスのざっくりとした食感をそのままに、『各務原キムチ』のまろやかで辛すぎない味を再現するところですね」
とのことだった。

「キムぴー」という、唐辛子モチーフの“ゆるキャラ”もいたり、最近では「キムチの気持ち」というイメージソング(ちょっとジャジーなのです)なんてものも登場した。

やがては各務原からさらに拡大して、「岐阜といえばキムチ」となったりするのだろうか。
(太田サトル)

各務原キムチHP

2007年7月9日 00時00分

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