NTTの「136」「159」ってどんなサービス?
NTTのサービス、「ナンバーお知らせ136」「空いたらお知らせ159」をご存知でした?
毎日のように利用している電話だが、忘れていたり気がついていないサービスがあったりする。
先日、電話帳のことでNTTに問い合わせをした時にナンバーディスプレイを申し込む以外にも直近でかかってきた電話番号を知る方法があると聞いた。

それは、「ナンバーお知らせ136」というもの。着信があった後、「136」に続けて「1」を押すと最後にかかってきた相手の電話番号を音声で知らせてくれるのだ。

このサービス、私は全然知らなかった。いつからやっているのかを聞くと、「そうですねあまり知られていない、埋もれたサービスかもしれません(苦笑)」といいつつ、平成12年9月20日からのサービス開始、と教えてくれた。
料金は1回の利用ごとに税込で31.5円(税込)とちょっと高いうえに、音声案内は2回だけしか流れないので事前のメモの用意は必須だ。ちなみに「104」の番号案内のリピートは無制限なので、いつもの調子でえっとメモ、メモなんてやっていると、うっかり聞き逃して31.5円を無駄にしてしまうことになりかねない。

ちなみに「104」の電話番号案内は月の利用が1回目の場合は63円(税込)、2回目以降は1案内につき94.5円(税込)なので、料金の差がサービスの差とも言えなくもないですが。

この「136」、相手が非通知でかけてきた場合や公衆電話、国際電話、IP電話の場合は通知されないのだけれど、通知されない場合でも料金はしっかり31.5円かかる。

そして、もう一つ私が今まで全く気がついていなかったのが「空いたらお知らせ159」。こちらは電話をかけた相手が話し中の際、いったん電話を切ってから「159」に続けて「1」を押して登録しておくと、相手の通話終了を確認した時点でサービス利用者を呼出し、話し中の終了を音声で知らせるサービス。

忙しい時などにちょっと便利に思えるサービスだけれど、実はこのサービスにも盲点があった。
それは登録対象にならない電話種類や電話番号があるということ。
1SNネット、携帯電話、PHS、ダイヤルイン契約の電話、フリーダイヤル・ナビダイヤル等の電話番号。そして多くの人が最も話し中でイライラするチケット予約などで、大量の通話が相手の方に集中した場合などは登録できない場合があるのだとか。
この登録できる、できないの番号についてはかける側はわからないので、まずは「159」に電話をしてその可否を確かめてみるしかないのだとか。
でも、こちらの場合は「136」と違って何でもかんでも料金が派生するのではなく、登録できた場合のみ一登録につき31.5円(税込)がかかる。
登録の有効期間は45分。登録してから45分以上相手の「話し中」が続く場合は再登録が必要になる。


う〜ん。こちらのサービス開始も「ナンバーお知らせ136」と同じ平成12年9月20日からとのことだが、どうやらあまり知られてはいないようである。

そしてさらに、NTTでは今年7月1日から、「DIAL(ダイヤル)104」という電話番号案内の後、案内した電話番号にそのままつないでくれる新サービスがスタートしていた。「電話番号をお調べいただいた後、一旦電話を切ってから相手先電話番号をダイヤルする煩わしさを解消し、ダイヤル間違いを防ぐことができます」というのがこのサービスの売り。料金は番号案内料の他に接続手数料として31.5円(税込)かかる(相手方が不在の場合は接続手数料はかからない)。

便利を追求するときりがないけれど、細かなサービスを上手に使い分けるには料金体系、その他しっかり頭に入れておかないとダメなようですよ。

(こや)