市外局番を縮めて市内局番を増やすのは、電話番号が不足しているためらしい。0や1で始まる電話番号は110番など特殊なものに限られるので、一般電話では市内局番の最初の数字に0や1は使えない。例えば、“042−110−####”という電話番号はダメ。市外局番を04にすれば、“04−2110−####”となって使える。こうやって使える番号を増やすというわけ。
でも、市外局番のいらないご近所への電話なら、番号は短い方が簡単でいい。日本一電話番号が短いのはどこだろう。電話帳をめくってみると、北海道にとても短い番号を見つけた。紋別郡滝上町。市外局番015829のあとは、市内局番なしで加入者番号4桁。同じ町内だったら、加入者番号4桁だけでOK。
総務省のホームページから数えてみると、市内局番が1桁の地域が北海道を中心に全国に44ある。加入者番号と合わせて5桁で、これらが日本一短いことになるのだが、年々減っているようだ。今月2月にも、1日に岐阜県高山市と飛騨市の一部(市外局番0578)で、25日には神奈川県箱根町と静岡県裾野市の一部(市外局番0460)で、市内局番が1桁から2桁に変わる。これら2つの地域は、日本に残された最後の「電話番号9桁地域」。市外局番4桁+市内局番1桁+加入者番号4桁=9桁なのだが、どちらも遂に10桁になる。
ところで、天気予報はダイヤル177。市外の天気予報を聞くには「市外局番+177」でよいが、市外局番04地域は千葉、埼玉に点在するので、まとめては予報できない。入間・狭山・所沢は0429-177、鴨川は0470-177、我孫子・柏・流山・野田は0471-177で案内している。0429と0471は、現在天気予報以外では使用されていない、変わった市外局番です。
(R&S)