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飲みかけのお茶は、なぜバッグの中で泡立つのか?

なぜか出来ちゃう不思議な泡。その正体、分かりましたか?

バッグに入れていた飲みかけのお茶が、泡立っていた経験はないだろうか。
緑茶も紅茶も烏龍茶も、歩くだけで泡だらけになる。で、飲んでげんなりする。しかも何時間待ったって、消えやしない。

どうして飲みかけのお茶類ばかり、こんなにも泡だらけになるんだろう。
こういう泡って、水はもちろん、他の清涼飲料水ではあまり見ない。
お茶について研究している、農林水産省野菜・茶業試験場に聞いた。

「それは、飲みかけかどうかは関係なく、お茶に含まれる“サポニン”という物質群によるものです。サポニンには、洗剤や石鹸と同じ界面活性剤としての性質(水にも油にも溶ける性質)があるので、泡が立つんです。昔は茶の実から搾った油を、石鹸やシャンプーとして使っていましたし、今でも“茶の実シャンプー”を売っているところがありますよ」
なんとお茶の泡の正体は、石鹸の泡と同じようなものだった。だから泡立って、あんなにも消えにくかったんだ。それと、“サポニン”っていう名前の由来は、泡を意味する“シャボン(サボン)”って考えられているんだとか。そりゃお茶が泡立って当然だ。

ただ、石鹸の泡って聞くと、飲んじゃっていいんだろうかと思っちゃう。これまでガブ飲みしていたけど……大丈夫なんだろうか。
「もちろん問題ないですし、むしろお茶のサポニンは体にいい物質といえます。例えば先ほどの界面活性作用によって、体に溜まった脂肪を洗い流すとされていますし、がんの予防や、アレルギー体質の改善にも役立つのではないかと言われています」
さらに文献によると、サポニンには他にも「抗炎症作用」や「抗菌作用」、「血圧降下作用」などがあるのだという。体の中を、石鹸のようにキレイにしてくれるイメージだ。

ちなみにこれらは、カテキンとソックリな効果。実は味も似ていて、カテキンの苦味よりちょっと“えぐみ”があるんだとか。
ただ大きく違うのは、茶葉に含まれている量。カテキンの含有量が10〜18%なのに対して、サポニンは約0.2%。つまりサポニンは、カテキンの作用を補う“サポート役”なのだという。
サポニンとは、体をキレイにしてくれることを分かりやすく泡で見せてくれる、いわばカテキンの広報役なのかもしれない。

最後に一番知りたかったこと。ペットボトルの泡を消す方法ってないんだろうか?
「なかなか難しいですが……飲むことを考えず消したければ、エタノールやアセトンを混ぜれば消えるはずです。また、非常に度数の高いアルコールでも、消えるのではないでしょうか」

泡を本気で消したい人だけ、お試しください。
(イチカワ)

2007年11月16日 00時00分

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