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「バックパック痛」と戦う!? アメリカの生徒たち

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必要な荷物、全部詰めると重さ「15キロ」くらいになるという。悩める「バックパック痛」

アメリカに住んでいて、ここ数年、「バックパック痛」というのを頻繁に耳にするようになった。アメリカ特有の「病名」のような気もするが、ネーミング通りバックパックによる背中や腰、肩の痛みのことで、患っているのは小学生から高校生。
バックパックとは言うものの通学時に使用するリュックのことで、そのリュックの重さが引き金になっておこる「痛み」のことを指すらしい。

アメリカの教科書は、ハードカバーの図鑑と言ってもいいくらいの厚さと重さがある(教科書は生徒個人の所有物というものではなく、学校が一年間生徒に貸すという図書館のようなシステムになっている)。
中1の生徒の教科書を借りて裏表紙を見てみると、年々その教科書を使用した生徒の名前が書き込まれている。汚さず使用するため(来年の生徒のため)にブックカバーも必要で、アンダーラインや書き込みなんかもできないのだという。
そんな教科書が4教科に、ノート用のバインダーファイル、ランチ、学校図書館の本、体育の服、全部詰めると何と重さ「15キロ」くらいになるらしい。
じゃあ担がずに引っ張るキャリータイプのにすれば? と聞いたら、「でもね、あれだとロッカーに入らないんだ」そうだ。

気の毒なこって〜と思っていたら、私立の学校では重い教科書やバインダーの代わりに「ラップトップ」一台で全て済むようになってきているという。
青少年向きではないサイトを全てブロック後、授業で使用する教科書ソフトをダウンロード済みのものを入学と同時に手渡されるのだそうだ。勿論このラップトップ代は授業料に含まれているので個人の所有物となる。校内にはリペアスポットもあり、常に技術者が待機している状態。コンピューターメンテナンスという授業もあるという。

先生がURLを指定し、生徒がノートを取る代わりにタイプで打ち込んでいくという授業のようだ。手書きよりも整理しやすくまとめやすい=勉強しやすい、という利点もある。
友達にちょっとしたメモを手渡す、なんてこともなくメールで済ませる現代っ子たち。
学校に行く時は教科書やペンケースにノート、なんていうのが過去の話になっていくのかもしれない。

しかし、まだまだアメリカの公立の学校の生徒たちは「バックパック痛」と戦っているのが現状だ。
(シカゴ/あらた)
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2007年12月3日 00時00分

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