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占いの有名なハンコ屋でハンコを作ってきた

占いが有名なハンコ屋さんですが、ハンコそのものがとても良い出来です。

占いをしてくれて、しかも、すごい当たるハンコ屋さんがある――そんな噂を聞いた。

場所は、東急田園都市線某駅から徒歩10分程度の小さな店。もともと占いはあまり知らないのだが、「ハンコ屋で占い」「平日のみ営業の完全予約制で、1日に6件のみ」「前日に電話予約するシステムですぐいっぱいになる」などの噂は、何もかも謎だらけ。面白いのでためしに電話してみると、まだ昼だというのに、本当に「明日の予約は締め切りました」と言われた。

気になって、知り合いの編集さんなどに聞くと、やはりかなり有名な店らしく、
「以前、行ったけど、占いだけしてもらってハンコは作ってもらえず帰された。『アンタは変わらないから』って言われて」と言う人もいた。ちなみに、このときは「占い」だけなので、料金はタダだったそうだ。でも、そんなんで商売になるの? 

なんとかこの謎の店に行ってみようと、電話し続けること数日。やっと予約できたら、「実印・認め印・銀行印3本セットで2万4000円。いま使っている実印や銀行印を2〜3本持ってくるように」と言われ、名前を聞かれただけ。
実は、自営業なのに、実印も銀行印も持ってない。高い! とは思ったが、友人などに聞くと「実印・認め印・銀行印3本セットなら、特別高くもない」というし、そもそも中学卒業時にもらった欠けたハンコなど使っているのも良くないだろうし、この際、ちゃんと作ってみるのも良いかもしれない。

そして、当日。その小さな店は、サッシ戸を開けると、いきなり足がぶつかりそうなほどの入り口付近で、親子らしき人が相談をしていた。こっちに丸聞こえなのが気になるが、できるだけ聞かないようにして、受付で名前と生年月日、電話番号だけメモ用紙に書かされ、あとは順番待ち。
そして、私の番になった。白髪の男性は、生年月日などが書かれたメモを見た後、持参したハンコをジロジロ見ながら、
「この(ハンコの)使い方を見ると、ちょっと複雑な問題があるかもしれない」
と、思わせぶりなことを言い、意外にもこう続けた。
「あなたは珍しいほど運の強い人。これはあなたのご両親が、あなたに家を継いでもらうために与えたものです」

なんだかよくわからないが、有頂天になる私に、ダンナと子どもの名前、さらに生年月日も聞き、彼はこんなアドバイスをくれた。
「今、いろいろな問題が見えていますが、それらをすべて解決する方法があります。それは、子供を作ること! あなたはおそらくそんな作業もめんどうくさいと思っているだろうけど、その努力はしないといけない。すべてを解決するのは、子供です。どんどんどんどん産みなさい。良い子が生まれますよ」
実はこれ、昨年、台湾の占い横丁に行ったときにされたアドバイスとまったく同じもの。台湾の占い師さんも、わざわざ紙に、日本語で「こどもポコポコポコポコ」と書いてくれた。

自分が知らないだけで、占いの世界で、このアドバイスって、なんか流行ってるの? 少子化だから?

ところで、ハンコができあがったのは、3カ月後。占いが当たるかどうかは正直わからないけど、ハンコはとっても良い品でした。
(田幸和歌子)
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2007年12月17日 00時00分

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