トマトの皮はむく? むかない?
外食だとたいてい皮つきのまま、2切れほどついてくることが多いですよね……
先日、家に遊びにきた友人にトマトサラダをつくって出したところ、「なに? これ?」と驚かれた。うちの母は昔から包丁でトマトの皮をむいていたので私もなんとなくそうしていたのだが、彼女にとっては「むかない」のが普通だったらしい。

「定食屋でもむいているのなんて見たことないよ?」と言われると、確かに外食でサラダなどについてくるトマトはみんな皮つき。私としてはなんとなく、「洗っても皮には多少、農薬が残っているのでは?」ということもあってむいていたのだが、これってもしかして少数派??

そんなわけで、周囲の人に「むく or むかない」を調査してみることに。
すると、「生で食べるときは、よく洗って皮はむかない」という人が6:4くらいの割合で多かったです!! しかし、私と同様に「農薬が気になるので皮はむく」という人も4割くらいの割合で存在しました。最近は有機野菜の宅配などを頼んでいる人もけっこういて、「皮にこそ栄養がある。だから、にんじんの皮ですらむかない」なんて力説する人も。

しかしながら、「むく派」の人もミニトマトは「むかない」のが圧倒的。もちろん私も、ミニトマトはさーっと洗うだけで、皮はむかない。ですが、最近は「中玉(=ミディサイズ)」なども登場しているので「むく派」にとってはビミョーなところですよねぇ。私もミディをむくかむかないかについては、今だに決めかねている!? 次第であります。

しかしながら、「むかない派」の人も、「煮込みなどの加熱調理に使うときは、口あたりを考えて皮をむく」ことが多いそう。
さらにさらに、「むき方」についてですが、うちの母のように「包丁でむく」人は私の周囲には1人もいませんでした。
むくかどうかより、こちらの方が少数派だったことに気づいてショック!! しかし、似て非なるものとして「専用のトマトピーラーでむく」という人は1名いました。
そんなものが存在することも初めて知ってビックリ。

トマトのむき方は大別すると、ヘタ部分をくり抜き、お尻のほうに包丁で十字に切り込みを入れた後、

1.湯むきする
2.ガスで火あぶりにする
3.皿にのせ、電子レンジで1分ほどチン

の3パターンにわかれるもよう。

1.の「湯むき」はわざわざ皮をむくためだけにお湯をわかすのは手間な気もするのですが、レシピブックなどではあいかわらずこの方法がのっていることが多いです。今回、人生で初めて上の3つを試してみたところ、やはり伝統的な「湯むき」がいちばんつるっときれいに素早くむけるような気がしました!(そう言いつつ、今後もやっぱり包丁でむいてそうな気も……)

さて、あなたの家ではどんなふうに食べてます?
(野崎 泉)
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