
写真のように、絵柄が描かれたシートをつまんで、40℃以上の温かい飲み物の上に乗せるだけ。本当にびっくりするくらい超手軽にラテアートが完成してしまうのだ。

できあがったラテアートは2分間このままの状態を保っていて、あとはスプーンなどでかき混ぜれば溶けていくそう。

混ぜるのはちょっと心配? なんて一瞬思ってしまうが、ゼラチン質の食べられるシートにカカオ色素で柄がプリントされているので、もちろん安全。印刷は紙にするのと同じ技術でプリントしているとのことで、実際にミルクで描くよりも精巧なイラストや文字が再現できるところもポイントが高い! この技術は現在、特許出願中とのこと。実現までには苦労が多かったことだろう。
タカラトミーアーツに問い合わせてみたところ、「まったく新しい素材開発であり、今回の仕様目標に到達する基本的な部分に苦労しました。特に飲み物の上で柄を保持しつつ、混ぜると溶けるという部分の調整に時間がかかっています」とのことだった。
個人的にはメッセージ付き、というところにもグッときたのだが、企画段階で「新しいコミュニケーションツール」としての考えがあったそう。仕事から疲れて帰ってきて、「ありがとう」や「がんばってね」なんて、メッセージ付きのラテアートが浮かぶコーヒーを出してもらえたら、うれしいだろうな!
ちなみに、『デコラッテ』は40℃以上の温かい飲み物に対応するので、コーヒーだけでなく、ココアや牛乳、紅茶にも使える。タカラトミーアーツによると、味をつけることも考えたそうだが、「カップ1杯とはいっても、『デコラッテ』を乗せる液の量が多く、味の浸透はできないため、断念しました。
ところで、12月にはオリジナルデザインの絵柄に加え、スヌーピーとリラックマの柄も発売されるというのでお楽しみ!

ひとつのパッケージに10枚のシートが入り、すべて柄が違うというのもいい。今後、さまざまなキャラクターや企業とのコラボレーションも考えているとのことで期待も高まる。

『デコラッテ』のスペシャルサイトでは、動画も公開されているのでぜひチェックしてみてほしい。本当に簡単すぎる!
ちなみに、本格的に泡立てから盛り付けまでできる『3Dラテアートメーカー アワタチーノ』も同じくタカラトミーアーツから12月4日に発売される。

ずぼら派には断然『デコラッテ』がおすすめだけど、自分でラテアートが作りたい! という人は、『アワタチーノ』も是非チェックしてみては!?
(田辺 香)