夏に向けてさまざまなイベントを予定している神奈川の新江ノ島水族館(以下えのすい)では、5月30日より人気のペンギンショーをフルモデルチェンジした「ペングィーン!」をスタートさせる。
水族館の生きもののショーといえば定番はイルカやアシカなどだが、ペンギンのショーはパフォーマンスを見せるもの、逆にトレーナーの指示を聞かない様子を楽しむものなど千差万別。
この「ペングィーン!」は、いったいどんな内容になっているのだろうか?

自分だけの“推しペン”を探すのもアリ! “えのすい”の新ペンギンショー
江の島の人気スポット“えのすい”で、人気のペンギンショーをフルモデルチェンジした「ペングィーン!」が5月30日からスタート!


「当館のペンギンたちのショーは年齢や性別を問わず人気があり、いつもたくさんのお客さまにご覧いただいています。そのため観覧スペースの後ろにいらっしゃるお客さままでプール内のようすをご覧いただくことが難しかったのですが、新しくなるペンギンショーでは、飼育員の胸元にビデオカメラを装着。プール上段に設置したモニターから、飼育員の目線でペンギンたちと遊ぶようすをご覧いただけます」(飼育担当・石川さん)

自分だけの“推しペン”を探すのもアリ! “えのすい”の新ペンギンショー
ショーでは、ぱっと見は見分けがつかないこのペンギンたち1羽ずつの見分け方など丁寧にも紹介。どこが違う?


より多くの人がじっくりペンギンたちを見られるようになるこのショー。元々人気のあったプログラムを一新した理由を、石川さんは次のように語る。
「お客さまに今まで以上にペンギンたちを身近に感じて欲しいと考え、毎日一緒にいる飼育員がショーの中でペンギンに対する熱い想いもお伝えしていくようにしました。テーマは“飼育員がペンギンにどれだけ迫れるか”です」

自分だけの“推しペン”を探すのもアリ! “えのすい”の新ペンギンショー
飼育員の装着したカメラで、ペンギンたちのあんな顔、こんな顔……を間近で楽しめるのも嬉しい。


飼育員の装着したカメラで、ペンギンたちのあんな顔、こんな顔……を間近で楽しめるのも嬉しい。
同館にはフンボルトペンギンが21羽いるが、私たちにはぱっと見見分けがつかないようなこのペンギンたちを、1羽ずつ丁寧に紹介していくのも見どころだ。

「飼育員が“ペンギンlove”を込めつつ、1羽1羽の表情や個性、見分け方などをお伝えしていきます。人間の子供と同じように、ペンギンたちも成長ごとに色んな姿を見せてくれるので、今しか見られない姿を見ていただきたいと思っていますね。あとは、ぜひ1羽ずつの名前も覚えてあげて欲しいです」

自分だけの“推しペン”を探すのもアリ! “えのすい”の新ペンギンショー
今だけしか見られないペンギンたちの姿をじっくり鑑賞できる「ペングィーン!」。自分だけの“推しペン”を探してみても楽しい。


ペンギンという生きものの魅力をよりつぶさに伝えるため、5月中は公開練習なども行い準備を重ねてきたという「ペングィーン!」、ペンギン好きならずとも気になるプログラムではないだろうか?

このほか“えのすい”では、江ノ電沿線であじさいが見頃を迎えるこのシーズンに楽しめる展示やキャンペーンが満載。海の生きものたちをあじさいに見立てた「海中のあじさい水槽」展示や、3Dマッピングクラゲショー「海月の宇宙〜あじさい〜」でも、えのすいの人気者であるクラゲとあじさいのコラボが楽しめる。

また、梅雨時にうれしい雨の日限定のイルカと深海生物デザインの傘マーカーシールプレゼント(※)や、江ノ電1日乗車券「のりおりくん」の提示で水族館入場料が20 %割引になる「江ノ電に乗って“えのすい”へ行こう!」キャンペーン(6月1日〜30日)なども実施。
えのすいと湘南〜江の島観光を組み合わせる際に活用してみてはいかがだろうか。
(古知屋ジュン)

※期間中の開館時間(9:00)に江の島に雨が降った日限定で各日先着500名に進呈