白いご飯が好きだという日本人は多い。
筆者もその一人だが、白いご飯が好きな日本人には大きく分けて二つのタイプがある。
白いご飯だけでも食べられるタイプと、おかずが無ければ食べられないタイプだ。
筆者は断然後者のタイプであり、そのため定食を食べる時には常に「おかずが先に無くなってしまったら……」という恐怖が付きまとう。
お腹いっぱい食べたくても大盛りを注文できないのはそのためだ。

そこで気になるのは、大盛りのご飯とは普通のご飯に比べてどのくらい多いのかということだ。
個人的によく利用するチェーン店の飲食店や弁当屋さんに聞いてみると次のような結果だった。

・松屋→80~90グラム増し(60円プラス)
・大戸屋→190グラム増し(無料)
・ごはん処 おはち→100グラム増し(60円プラス)
・ジョナサン→100グラム増し(50円プラス)
・オリジン弁当→100グラム増し(73円プラス)
・ほっかほっか亭→100グラム増し(50円プラス)

平均すると約113グラムで、切りの良いところで100グラムとするお店が多いようだ。

ちなみにご飯100グラムとは茶碗に軽く盛ったくらいの量だ。一口、二口のレベルではないので、やはりおかずが先に無くなる可能性は高い。
そこでおかずの大盛りはないのか聞いてみたところ、ほとんどのお店でそのようなサービスは行っていないとのこと。
唯一、松屋さんで「W定食」というお肉が2倍の量になるというサービスがあったが、特定のメニューに限るもので、おかずの大盛りとは少しニュアンスが違うものだった。

どうしておかずには大盛りがないのか、聞いてみたところ、
「おかずは一食分で材料が分けられていることが多く、注文によって少し増やすということがむずかしい」とのこと。
「それから、例えば焼き魚の定食でおかずを大盛りにと言われても、普通一切れ使うところを一切れ半使って出すのはやっぱり不可能です」
言われてみると納得できる。

個人が経営している定食屋などではおかずの大盛りのメニューをたまに見かけることもあるが、特にチェーン店においてはむずかしいようだ。

あとは食べ方でカバーしていくしかない。つまり、「おかず、ご飯、おかず、ご飯」で食べていたところを「おかず、ご飯、ご飯、おかず、ご飯、ご飯」にしていくしか……。
(ユハラ/studio woofoo)