先日のコネタ「夏休みの自由研究 水のパワーを調べてみた」では、ペットボトルを濡れタオルで包んでおけば、気温38℃の日でもペットボトルを28℃に保てることが分かった。水の蒸発パワーは大きい。
まず思いついたのは、月並みだけど庭に水をまくこと。しかし、筆者宅には庭がない。却下。ベランダを緑化したらどうか。大家さんに怒られそうだ。もっと簡単に……洗濯物を使ったらどうか。洗濯物から蒸発する水のパワーを使えば、涼しく過ごせるんじゃないだろうか。
ベランダに吊るした洗濯物。そよ風の吹くある夏の日、気温を測ってみた。
洗濯物の風上……31.8℃ 洗濯物の中……29.8℃ 洗濯物の風下……31.2℃
洗濯物の中は周囲より気温が2℃低かった。
これに気をよくした筆者。今度は部屋の窓側と廊下側の両方に洗濯物を吊るしてみた。洗濯物の間に4畳半の部屋が挟まれている感じ。部屋の気温は35.5℃。さて、どのぐらい涼しくなるか。
30分後。温度計はナント36.5℃を指している。アレレ、上がってしまった。洗濯物が多すぎて風通しを悪くしてしまったのだ。もう少し考えないとダメ。
計算上は、Tシャツ1枚から蒸発する水のパワーで8畳間の気温を9℃下げることができる。現実には湿度が上がるのでそうはならないけれど、逆に言えばTシャツ1枚を乾かすのには、8畳間の気温を9℃上げるだけのエネルギーが必要なのだ。乾燥機で洗濯物を乾かすのにすごく時間がかかるのはそういうわけ。日に当てておけば勝手に乾くものだけに、なんだかもったいない気がする。
最後に少し脱線しましたが、洗濯物で涼む方法、もう少し考えてみようと思います。
(R&S)
このパワーを使って、夏をエアコンなしで涼しく過ごせないだろうか。と、再び頭をひねってみた。
まず思いついたのは、月並みだけど庭に水をまくこと。しかし、筆者宅には庭がない。却下。ベランダを緑化したらどうか。大家さんに怒られそうだ。もっと簡単に……洗濯物を使ったらどうか。洗濯物から蒸発する水のパワーを使えば、涼しく過ごせるんじゃないだろうか。
ベランダに吊るした洗濯物。そよ風の吹くある夏の日、気温を測ってみた。
洗濯物の風上……31.8℃ 洗濯物の中……29.8℃ 洗濯物の風下……31.2℃
洗濯物の中は周囲より気温が2℃低かった。
洗剤のCMでよく目にする、たくさんの白いシーツやタオルが風にはためくシーン。いかにも涼しそうに見えるが、本当に涼しいのだ。
これに気をよくした筆者。今度は部屋の窓側と廊下側の両方に洗濯物を吊るしてみた。洗濯物の間に4畳半の部屋が挟まれている感じ。部屋の気温は35.5℃。さて、どのぐらい涼しくなるか。
30分後。温度計はナント36.5℃を指している。アレレ、上がってしまった。洗濯物が多すぎて風通しを悪くしてしまったのだ。もう少し考えないとダメ。
見事に失敗したが、まあ実験に失敗はつきもの。
計算上は、Tシャツ1枚から蒸発する水のパワーで8畳間の気温を9℃下げることができる。現実には湿度が上がるのでそうはならないけれど、逆に言えばTシャツ1枚を乾かすのには、8畳間の気温を9℃上げるだけのエネルギーが必要なのだ。乾燥機で洗濯物を乾かすのにすごく時間がかかるのはそういうわけ。日に当てておけば勝手に乾くものだけに、なんだかもったいない気がする。
最後に少し脱線しましたが、洗濯物で涼む方法、もう少し考えてみようと思います。
(R&S)
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