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ピアノの入門教材『バイエル』はなぜ減ってるの?

2008年11月14日 10時00分

さまざまな問題点も指摘される『バイエル』。いまではあまり使われなくなってます。

子どもの頃、ピアノの入門編といえば、必ずといっていいほど使われた教材『バイエル』。

音楽をやったことのない人も、名前くらいは聞いたことがある存在だろう。それがいま、あまり使用されなくなっているのをご存知だろうか。

「指導者の間でも、バイエルはあまり好きじゃない人が多くて、最近は小品でテクニックを学べる『バーナム』などを曲集と併用で使うことが多いですね」
と言うのは、あるピアノの先生。
バイエルがあまり好かれなくなった理由は、何なのか。大学でもピアノの講師をしているピアノの先生に聞くと、こんな答えが。
「『バイエル』があまり使われなくなったのは、一言で言うと『おかたい』から。面白くないんですよ」
え!? そんな理由で!?
「昔は、つまらないと思っても習いに行く以上は練習するのが当たり前という意識がありましたよね? でも、今の子は面白いことしかやらないんです……」

バイエルは、右手と左手が案外ややこしく、忍耐力が要るもので、地道に練習しないと弾けないのだそうだ。
「今の子どもたちは、スイミングとかダンスとか、いろいろ忙しいですよね。そういった習い事が、週1回行って、その場でやるだけっていうのと同じ感覚で、ピアノもやる子が多いんです。ちょっとやればできちゃうことは得意だけど、地道な練習は苦手なんですよね」
確かに、自分も子どもの頃、「楽器は毎日練習するのが当たり前」と思っていて、暇なとき、楽しいこと・嫌なことがあったとき、いつでも楽器に向かったものだけど、我が子はというと、自分からはなかなか練習しない。とほほ。
そんな私たちの世代に対しても、もっと上の人たちは同じことを感じていたのかもしれないけれど……。

では、堅苦しいバイエルではなく、どんなものが教材に多く使われるのか。
「楽譜も可愛い絵のカラーのものとか、音符に『アリさん』とか歌詞がついてて、歌ったりするようなものが入りやすいようです」

ところで、バイエルには、次のような問題点を指摘する声もけっこうあるという。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。
月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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