ところで“チョコ”を積み上げて、倒れないように競うバランスゲームが発売されるのをご存知だろうか? それは、株式会社メガハウスから2月28日に発売される『チロルアンバランス』というゲーム。
このゲームの遊び方は、まずチロルチョコの形をしたコーヒーヌガー(茶)、アーモンド(青)、ビス(ピンク)、3色のブロックを1組1段とし、これを交互に重ねて積み上げる。そして、プレーヤーは順番を決めてチロル柄が描かれたサイコロを振り、出た柄と同じ柄のブロックを塔から抜き取り(最上段以外なら、どこでもよい)、塔の1番上に積み上げる。このとき、ブロックは1段に3本ずつ、1段ごとに互い違いに積む。最終的にチロルブロックの塔を崩してしまった人の負け。
しかし、何でチロルチョコでバランスゲームを作ったのか? そのあたりを発売元である(株)メガハウスに伺ってみた。
「2007年10月発売で『チロルチョコ立体パズル』という商品を発売しまして、非常に幅広い年齢層の方に受け入れられ、売れ行きも好調なのを機に、何かみんなで楽しめるゲームを企画できないかというのが始まりです。ちょうど30年前にチロルチョコが、今の正方形(台形)になる前は、三連つながっているバータイプのチョコレートでした。それをヒントにみなさんお馴染みの『アンバランス』というバランスゲームに落とし込んだのがきっかけです」
「また今年、チロルチョコが今の形になり30周年ということもあり、当社としてもこのシリーズに力を入れていきたいと思っております」
そう、(株)メガハウスでは今までにもチロルチョコにちなんだ商品を発売。パズルゲーム『チロルチョコ立体パズル』、牌がチロルチョコの形になったジャンゲーム『チロルジャン』などが発売されている。
個人的には、この『チロルジャン』が興味深い。12種類のチロルチョコ牌を駆使して「おもちセット」や「ミルクセット」などの役を作るジャンゲームである。
今後も、このようなチロルチョコシリーズは開発されて行く模様。今年の夏には、また新たなチロルチョコにちなんだ商品の発売を予定しているとのこと。
今回の『チロルアンバランス』、メーカーでは小学生中高学年を含む10代 20代をターゲットに想定。もしジャニーズでなければ、バレンタインにたくさんチョコ(本命)をもらいやすいのは学生時代ではないだろうか? そんな青春時代にチョコのバランスゲームを楽しむならば、実感も沸きやすい。
このゲーム、自身のバランス感覚を試してみたい方は、チャレンジしてみるといい。
『チロルアンバランス』では、見た目はスイートなはずのチロルチョコが、ビターな頭を使わせるものに変身。モテ男、モテ女だって苦い思いをする可能性があるのだ。
(寺西ジャジューカ)