洗濯した下着や靴下を乾かすとき、洗濯バサミで吊るして干しているのだが、どの部分を洗濯バサミで挟むのがベストなのか、ということでいつも悩む。昔、ゴムの部分を挟んでいたら、ゴムが緩くなってしまったような気がして、それ以来ずっと「すそ」の部分をはさむことにしているのだが、ホントにこれがベストポジションなのか、確信が持てずにいる。


実はこの、「洗濯バサミのポジション最適化問題」は、過去に様々な人が疑問を投げかけてきた問題である。「教えて!goo」や「Yahoo!知恵袋」などのQ&A質問サイトで同じような質問がいくつも寄せられており、そのたびに「ゴムをはさむ派」「ゴムを挟まない派」による議論が起こっている。

それぞれの主張は、だいたいこんな感じである。

■ゴムをはさむ派
ゴムをはさまないとゴム部分が下になり、ゴムに水がたまってゴムが劣化しそう

■ゴムをはさまない派
ゴムをはさむとゴムがいたみやすそう

どちらも、ゴムがいたまないように配慮しているみたいなのだが、どちらが正しいのだろうか? 下着メーカーのグンゼ株式会社に、ジャッジメントを下していただくことにした。どこをはさむのがいいんですかね?

「ゴムの部分をはさんだほうがよいです」(グンゼお客様相談室)

理由は、「ゴムをはさむ派」の主張の通りだが、水以外に、洗濯物に少量の洗剤が残っている場合もあり、これがゴム部分にたまることも劣化の原因になるのだそうだ。

では、「ゴムをはさまない派」の主張はどうなのだろうか? これについては、「たしかにこの可能性も否定できませんが、水や洗剤による劣化の影響の方が大きいものと考えられます」とのこと。
靴下メーカーの大手、福助株式会社にも問い合わせてみたが、同様の回答であった。

ちなみに、これらを超越した意見として、「干すときにたまたま手に取った方向で干す」というものも。案外、こういう一見いい加減な方法が一番良いのかも……。

あなたは、どうやって干してますか?
(珍満軒/studio woofoo)