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「水性ボールペン」はいま絶滅の危機にあるのか

ライター情報:田幸和歌子

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油性、水性、ゲルインキ……どのタイプがお好みですか?

最近、文房具屋さんを見ると、どこの店でも水性ボールペンの売り場はずいぶん減っている。絶滅の危機……という印象すらある。

代わりに増えているのは「ゲルインキ」、さらに「油性ボールペン」も再び息を吹き返したように見える。

そもそも、かつてはボールペンというと「油性」だけの時期があり、その後、水性ボールペンの登場によって、とって代わられた印象があった。
そんな水性ボールペンが、なぜ減ってしまったの? 水性ボールペンの歴史について、日本筆記具工業会に聞いた。

「水性ボールペンは、1964年にオートが最初に開発したのが始まりです。広く普及しはじめたのは、72年にボールぺんてる(ぺんてる)が発売されてからとなるでしょう」
これまでの油性ボールペンと違い、さらさら書けて、滲まず、裏写りしない「水性ボールペン」の登場は画期的だった。
ちなみに、73年生まれの自分をはじめ、いま30~40代の人にとっては、「ボールペン=水性」というイメージを持っているのは、この「ぺんてる」の人気による部分が大きいよう。
とはいえ、水性ボールペンには、「徐々にインクが薄くなる」「インクがどれだけ残ってるかわからない」などの問題点もあった。
そこで、開発されたのが、油性と水性の「いいとこどり」した「水性ゲルインキ」である。

「ゲルインキボールペンの開発はサクラクレパスが最初で、1984年の発売でした。 これも広く普及しはじめたのは90年代に入ってからで、なめらかな書き味と多色化がヒットの要因だった思います」

さらに、このヒットをきっかけに、メーカー各社によるゲルインキボールペンの新製品開発競争が始まった。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2009年5月21日 10時00分

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