実はこれ、「イタリアのシャパン」とも称される高品質スパークリングワイン(発泡性ワイン)、「フランチャコルタ」の日本初となるプライベートブランドのこと。
そもそもシャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で厳格な規定にのっとって造られたワインを指すが、「フランチャコルタ」はイタリアで唯一、シャンパンと同じ瓶内二次発酵での醸造が義務づけられているスパークリングワイン。DOCG(統制保証原産地呼称)の最高ランクにも認定されており、その品質は折り紙つきだ。名称もシャンパンと同じく地名から付けられ、イタリア北部に位置するロンバルディア州フランチャコルタ地区がその故郷。最近は世界的な注目も高く、「フランチャコルタの奇跡」ともいわれるほど。
そして今回、フランチャコルタのなかでもトップレベルの生産者、コンタディ・カスタルディ社が日本の会社、ストーンマーケットと手を組んでフランチャコルタ初となるプライベートブランド「ブリランテ」を共同開発。ストーンマーケット社長の中村泰二郎氏いわく、
「日本食にも合い、女性の方にも飲みやすいものを造りました」
とのことで、私も先日おこなわれた解禁・試飲パーティでその味を試してみたのだが、キレがあり、実に上品で繊細な風味。まさに、イタリアのシャンパンと呼ぶにふさわしい味わいだった。
商品はクリスタルブリュット(標準希望小売価格・税別4,800円)、ロゼ(同6,800円)、ゴールドサテン(同12,000円)の3種があり、一般発売は12月から。ただし、次の4店舗では特別に11月からブリランテが飲める。「リストランテ アルケントーレ」(ニッタビル10F)、「銀座バール・デルソール2Due」(銀座ベルビア館1F)や「Restaurant GINTO」(ZOE銀座5F)、「板前料理 日月火」(ZOE銀座6F)。一足先に味見したい人はぜひ足を運んでみては。
まだあまり日本で知られていないフランチャコルタ、そして日本初上陸となるブリランテ。その奥深い味わいには、シャンパン好きもきっと満足できるはず。
(古屋江美子)