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何歳で何をしたか――「年齢」で読む本がある

2010年3月17日 10時00分

あなたの年齢も、調べてみませんか?

孔子の『論語』には、「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず」……などとあるけれど、「年齢」について考えるとき、ときどき愕然としてしまうことがある。

たとえば、歴史上の人物にかかわる有名な出来事・エピソードなどの「年齢」を知ったとき、「○○が△したのって、たった●歳のときだったの!?」などと改めてビックリするというのは、よくあること。

こうしたエピソードや歴史的事件をまとめた本は数多あるが、「年齢」という切り口にしぼってまとめた本を、先日、とあるブックフェアで発見した。
『年齢の事典』(阿部猛著/東京堂出版)だ。

これは、日本の歴史上の人物・現存者をひっくるめて、実績や社会的功績、不幸な出来事などが起こったときの「年齢」ごとにまとめた事典で、約1400人を収録したもの。
類書も近年、他社から数冊出されているが、1999年に刊行された本書は、押しつけがましい格言や教訓・豆知識などを詰め込まず、ただただシンプルに事典として事実を羅列しているところが、読み手を尊重しているようでもあり、潔い。

さて、『年齢の事典』を手にして、まずすることといえば……。やはり自分の現在の年齢を見てみることではないだろうか。
自分の場合、36歳。ページを開くと、さっそく衝撃の事実が目にとびこんできた。
「湯川秀樹 文化勲章を受ける(1943)。わが国最初のノーベル賞(物理学者)受賞者」
「畑正憲 北海道中標津に“ムツゴロウの動物王国”を建設(1971)。クマ・キツネ・タヌキなど動物と人間の共生を実現。『ムツゴロウ』ものの著作多数」
もうあまりに次元が違いすぎる。ついでにこっそり、夫の年齢(40歳)もチェックしてみると……。
「坂上田村麻呂 征夷大将軍となる(797)」
「最澄 天台宗の門宗を承認される(806)」
「足利義満 金閣をつくる(1397)」
教科書でおなじみの人たちの偉業を目にし、自分のことは棚にあげて、ハッパをかけたい思いに駆られたが、同じ40歳の「衣笠祥雄 プロ野球選手を引退(1987)」を見て、「あのときの衣笠と同い年!?」と驚いたり……。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。
月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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