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その腰痛、本当にただの腰痛ですか?

2010年4月26日 10時00分

イテテテテ……。

下腹部脇のような、腰のような曖昧な場所に、ある日突然、猛烈な痛みを感じた。重くズキズキする痛みに脂汗をかきつつ、原因がよくわからず、とりあえずかかりつけの内科医を受診したところ、診断結果は、意外にも「膀胱炎」だった。

膀胱炎は、実は女性の60%は生涯に1度は経験するとも言われているけれど、それにしても、よく言われる「オシッコをガマンすると~」なんてことは全くないし、第一、痛みを感じたのは「腰」のあたりだけ。

恥ずかしながら、そんな話を友人にしたところ、逆にこんな恐ろしい話を聞いた。
「慢性的に鈍い痛みを腰に感じていて、ただの腰痛だと思っていたんだけど、動けないほどひどくなって病院でみてもらったら、腎臓が弱っていたの」
「腰」と思っていたのに、腎臓が原因とは。しかも、症状が出ている時点で、かなり悪い状態だという。

ただの腰痛に思えて、内臓疾患が原因となっている場合などは、よくあるものなのか。『はい、泌尿器科です。』の著書で、医療法人社団 湘南太陽会 鳥居泌尿器科・内科の鳥居伸一郎院長に聞いた。
「内臓が原因で腰痛が起こるということは、もちろんけっこうあることです。たとえば、泌尿器科的なものなら、膀胱炎や腎盂炎などがありますし、内科的なものでは膵炎や胆石など。さらに、膵臓や大腸のがんなどもありえます」

膀胱炎や腎盂炎は、一般的には残尿感や排尿時痛、頻尿などの症状があるが、そういった症状がなく、腰の痛みのみという場合もあるそうで、
「厄介なのは、原因がわからず、痛みに鎮痛剤を使って、病気を見逃してしまうことです」と鳥居院長。

それにしても、ただの腰痛と、そうでない場合とでは、どう見分けたら良いのだろうか。
「整形外科的な腰痛の場合は、起き上がると痛いとか、ひねると痛い、体を動かすと痛いといった特徴がありますが、内臓が原因となる場合は、痛みがどんどん増してくるとか、熱が出る、足がしびれる、排尿・排便障害があるといった症状をともなうことがあり、さらにひどい場合には、痩せてくることもあります」

また、痛みの場所も、1つの判断基準になるという。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。
月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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