最近、『タモリ倶楽部』などのテレビ番組でも「風景印」が特集されるなど、郵便局の「風景印」あるいは「小型印」サービスが注目を集めているような気がする。先日、訪れた平城遷都1300年祭の「平城宮跡」にも、交流広場にその名も「せんとくんゆうびんきょく」というのがあると知りさっそくチェックしてみた。


ちなみに、風景印とは絵入りで通常より大きめの消印のこと。その土地の名所旧跡やランドマークなどがあしらわれ、ご当地ならではのデザインが特徴。一方、小型印もやはり絵入りの消印のことだが、こちらは記念行事などの際に期間限定で押すことができるもの。平城遷都1300年祭の消印は、もちろんこの「小型印」の方である。

実はオープニングの際に、せんとくんがこの郵便局の備品である陶製の「傘立て」を勢いあまって割ってしまい落ち込む……という脱力を誘うニュース(奈良経済新聞より)があったばかり。

「せんとくんゆうびんきょく」には、窓口に気を取り直したせんとくんが座っているわけではないものの、中に入るとせんとくん切手にポストカードなどのお手紙グッズが豊富にそろっており、郵便マニアの私としては思わず夢中に。

「平城宮跡の風を送ります」などとせんとくんポストカードにさらさらっと書き、せんとくん切手を貼って投函すれば、せんとくんの小型印が押された状態で相手に届く……というワケなのだ。

さらに、スタッフの方によると、現在奈良県下の郵便局を四神エリア(玄武、白虎、青龍、朱雀)に分け、42局の郵便局でスタンプラリーを開催中とのこと。平城京周辺だけでなく、せっかくなので吉野や斑鳩にある史跡巡りをしながらせんとくん小型印を集めてみてはいかがでしょう?10局分集めると、記念品のドリンクボトルがもらえるそうですよー(11月7日まで)。

せんとくんのポーズは画像の基本ポーズのほかに、「寝そべるせんとくん」「歩くせんとくん」など3パターンあり、それぞれのエリアのマークが組み合わされている。なおかつ、たとえば「明日香郵便局」のものはせんとくんの背景に明日香村のシンボル、「亀石」が描かれていたりしてマニア心をくすぐられます~。あらかじめ、郵便局のサイトで欲しい図案をチェックしていくというのもイイかも? というわけで、平城遷都1300年祭の隠れたお楽しみ!? 郵便ワールドのレポでした。

(まめこ)