リレーや徒競走に滅法強い『瞬足』なるシューズが話題だ。コースの曲がり角における転倒を防ぐ機能を持っているらしい。


そして今、ドッジボールに強くなる靴が開発された。ミズノから『ドッジファイター アウト』なる、屋外用ドッジボールシューズが発売されたらしいのだ。

言うまでもなく、小学生の休み時間に定番のスポーツと言えば“ドッジボール”。確かに“サッカー”という意見もあるだろう。しかし、キッズgooによるアンケート「自分がやるのが好きなスポーツは?」(小学生対象)では、男子1位、女子2位という好順位にドッジボールが輝いており、さすが“小学生スポーツ”の老舗っぷり。

そんなドッジボールでの動きを分析し、このシューズは開発された。……というか“ドッジボールにおける動き”って、どんなだっけ? あまりに遠い昔なんで、私もスッカリ忘れてしまいました。

そこで、同社にシューズの特長を伺った。
まず1つ目は、「地面を掴むようなソール設計」。強いボールを投げるためには、土のグラウンドでも滑らずに、しっかり踏み込むことが大切。このシューズのスタッドは地面を掴むような機能があり、土のグラウンドでも滑ったり転んだりすることが少なくなる。

2つ目は、「足首を曲げやすいベロ構造」。
ドッジボールでよくあるのが、襲い来るボールをしゃがんでよけるシーン。そんな時のため、しゃがみやすいようにベロに切れ込みを入れている。

3つ目は、専用のインソール(中敷)。これが小指側の指(小指、薬指)を持ち上げることにより、親指の付け根に体重を乗せやすく、蹴りだしの効果を高めた。

実は、昨年12月に室内用のドッジボールシューズ『ドッジファイター イン』が発売されているのだが、既に業界内より反響が寄せられている。
日本には、20年以上の歴史を誇る「ドッジボール協会」という団体があり、協会から「今までは競技中に靴が脱げることがあったが、このシューズは安全性が高い」、「これまで、ドッジボールの専用シューズがなかったので嬉しい」と、諸手を挙げての歓迎コメントが寄せられている。ドッジ界において待望のアイテムだったのだ。また、シューズ開発には協会の意見も取り入れられている。

この『ドッジファイター アウト』の価格は、4,095円(税込み)。8月10日より販売が開始。

小学生でモテるのは、何と言っても“スポーツのできる子”だろう。中でも、人気のドッジボールを極めたとしたら……。
栄光への秘密アイテムか、これは。
(寺西ジャジューカ)
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