女性の顔と変わらない特大サイズにも驚いたが、なんとこのパン、ひとつひとつの肉球にそれぞれあんこ、チーズ、チョコレートクリーム、きな粉クリームなど違うフィリングが入っているのだ(真ん中の大きな肉球には、カスタードクリームがたっぷり)。どこに何が入っているかは、かぶりついてみるまではわからないので、ロシアンルーレットのようなドキドキ感が味わえるところもイイ感じ。
麻花さんにお話を伺ってみたところ、「もともと、お店の名前(エルクアトロギャッツ)自体が、スペインのカタルーニャ地方の方言で『4匹の猫』という意味で、猫がメインキャラクターのパン屋なんです。『猫の手パン』は、お店の看板商品になるパンを……という想いで開発しました」とのこと。
なんでも、スペインに同名のカフェがあるのだそうで、若き日のピカソも通ったという老舗なんだそうな。そういえば、フランスにもロートレックが通ったという『シャノワール(黒猫)』という酒場があったというし、欧米には「猫」がつく店名って結構あるのかもしれませんねー。『猫の手パン』はやっぱり、猫好きのお客さんに大人気なのでしょうか?
「そうですね。あと、小さいお子さんのいるご家族にも喜んでいただいています。やっぱり、ご購入いただいた後で、ご家族やお友達と中身をあてっこするなど、コミュニケーションのツールとしても楽しめるところがいいようです」とのこと。
ちなみに、この『猫の手パン』の他に、やや小型の『ちび猫の手パン』、『猫の手クッキー』、おトクな詰め合わせの『猫の手も借りたいほど忙しいあなたへ 役には立たない猫の手パンセット』というのもあってグッときました! 麻花さんによると、今後、猫の手シリーズのバージョンを増やすほか、『猫の手メレンゲ』なども発売予定だそう。
とそんなわけで、食べごたえがあって、インパクトも充分の『猫の手パン』。猫の手も借りたいほど毎日仕事で忙しいあの人へ、「役には立たないけど、おいしくてかわいい猫の手をどうぞ」などとメモ書きを添えて贈ってみてはいかがでしょう? シャレの効いた癒し系の差し入れとして、きっと喜んでもらえる……はず!?
(まめこ)