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韓国、撮影費約35万円の超B級SF映画が快進撃中

ライター情報:清水2000

『招かれざる客』のワンシーン。宇宙でも勉強に励む万年受験生。

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『息もできない』『牛の鈴音』など自主制作映画に脚光が当たる韓国にて、撮影費500万ウォン(約35万円)・総制作費2000万ウォン(約142万円)という手作り感覚の超B級SF映画が登場し、国内映画ファンの間で注目を集めている。

この作品『招かれざる客(不請客/the uninvited)』は、アパートで共同生活を送る万年受験生と2人のニートが、寿命銀行からやってきた4次元怪人ポイントマンとの契約により、部屋ごと宇宙に拉致されるという破天荒な物語だ。
SFとは言えほとんどの舞台が貧相なアパートの室内であり、いかにもなCG合成が独特なチープさをかもし出す。作品内には不条理な笑いであふれているが、就職難・ワーキングプアといった社会への問題意識を背景に持っており、ユーモラスなだけではない、ひとくせもふたくせもある作品となっている。

個性的すぎて見る人を選びそう……というのが筆者の率直な感想だが、この『招かれざる客』は今年7月、富川ファンタスティック国際映画祭(韓国富川市)で初めて上映され、口コミでチケットが完売するなど大きな話題に。9月には独立映画専門の劇場から上映を開始したが、10月にはソウル近郊のシネコンまで上映の場を拡大している。
「想像力の大胆なスケール」「アンドロメダまで飛び出すアストラルな才能」と絶賛する映画評論家も。またその題材からか、特に「韓国の2ちゃんねる」と称されることの多い掲示板サイト、「DCインサイド」ユーザーたちの心をがっちりつかんでいるようだ。
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ライター情報: 清水2000

ソウルを拠点に活動するトラベルライター。翻訳も少々。路上のコネタ、珍スポ、音楽と映画を求め、弘大のライブハウスから朝鮮半島の辺境、世界のコリアタウンまで徘徊中。

2010年10月30日 00時00分

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