ところで最近、私が在仏の友人からおみやげにもらって以来、ボンヌママンと同じくらい「おいしくてかわいい!!」とはまっているお菓子がある。若いパリジャン2人組が作るサブレ、その名も『ミッシェル&オギュスタン』である。
手のひらサイズの正方形の箱に、彼らがキュートな2頭身キャラに変身したイラスト入り。フランス語のウェブサイトには本人たちの画像もあるのだが、このキャラが驚くほど実物に似ているので必見です!!(笑)
ミッシェルとオギュスタンは中学時代のクラスメイト。パティシエなど様々な職業を経て、2004年に自分たちの名前を冠した会社をスタート。最初の頃は規模も小さく、手作りサブレを自転車に積んで、パリの街を売り歩いていたというから驚きです! 素朴な焼菓子というと「ママン、あるいはおばあちゃんの味」を売りにしていることが多いけれど、男性2人がつくる味、というのも現代的で新しい感じ。2008年には日本語のサイトもオープンし、日本語での購入も可能に!
肝心の味も、フランス産の新鮮な材料にこだわりつつ、思わず食べてみたくなるフレーバーがいっぱい。ちなみに、日本向けの通販を請け負う『アマギーズ』サイトでは、「ちょっぴり塩のきいたバター」がいちばん人気で、フランスでは「チョコチップ」や「ケシの実とバニラ」などが人気という。
「サブレ自体がさっくりしたシンプルなものなので、個人的には番茶などと一緒に食べるのが好きです。ただ、フランス人はやはりコーヒーやカフェオレ、ホットショコラに浸して食べています」とは、アマギーズスタッフの方のコメント。ちなみに、フランスではスーパーのほか、TGV(フランスの新幹線)の車内などでも買えるらしい。
というわけで、プチプライスなのにしっかりおいしい『ミッシェル&オギュスタン』。
(まめこ)