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韓国の追憶の味、「モーニングコーヒー」は生卵入り

ライター情報:清水2000

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店内の派手な照明により、おかしな色に写っています。

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皆さんは「モーニングコーヒー」と聞いて、何を期待するだろう。カフェイン多めの朝専用ブレンドコーヒーを連想する人もいれば、コーヒーにトーストやサラダ、ゆで卵がセットになった、いわゆる「モーニング」を連想する人もいるに違いない。
一方韓国では、特に中高年の方にとっては、モーニングコーヒーといえば「コーヒーに生卵を落としたもの」であるという。あの、個人的には別々に味わいたいのですが……。

韓国でコーヒー教室を受け持つ先生にお話をうかがった。コーヒーに生卵を落とす、韓国のモーニングコーヒー(韓国語で「モニンコッピ」)は、70~80年代によく飲まれ、10年ほど前まではタバン(=昔ながらの喫茶店)などで、その姿を見かけることができたそう。
コーヒーに黄身だけを落とすのがポイントで、場合によってはゴマ油を入れることもあるとか。「あまった白身でジョン(チヂミのような焼きもの)を作って、夕方に売っていたものですよ」と先生。
「当時のコーヒーは質も悪かったはずなのに、意外とおいしく思った記憶があります」

現在のソウルでは、韓国モーニングコーヒーの姿を見かけることは難しいが、「今でもタバンでお願いすれば、作ってくれるかも」という先生の話を聞き、私もその追憶の味を一度味わってみたく、いかにも古びた外観のタバンに入店してみた。

ソウルでもお年寄りの姿が目立つ、楽園洞に位置するそのタバンは、外から見たひなびた感とはうらはらに、店内は中高年の溜まり場となっており、一種独特な活気を帯びている。
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ライター情報: 清水2000

ソウルを拠点に活動するトラベルライター。翻訳も少々。路上のコネタ、珍スポ、音楽と映画を求め、弘大のライブハウスから朝鮮半島の辺境、世界のコリアタウンまで徘徊中。

2011年2月8日 10時00分

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