カラオケで、アニソンや戦隊ものの主題歌を好んでチョイスするタイプっていませんか? あれがねぇ、悪くないんです。
私に関して言えば、『サンバルカン』や『ゴーグルファイブ』、『キン肉マン』といったレパートリーが嫌いじゃない。
自分では歌わないけども、知人が熱唱してるのを聴くのは絶好の酒の肴です。

そう。私の中では、いまだに上記のキャラクターたちがストライクど真ん中。幼少期に接した作品は、今でも“好きなキャラクター”ランキング・トップ10を独占しております。
では、今の子供たちはどうなのか? そこで行われた、この試み。バンダイは0~12歳のお子さんを持つ保護者(男の子の保護者1,000人、女の子の保護者1,000人)を対象に「お子様の好きなキャラクターは何ですか?」というテーマでアンケート調査を実施したそうなんです。


四の五の言わずに、結果を見てみよう。今回の調査結果、全体の23.3%(466人)の票を獲得して総合第1位に輝いたのは『それいけ! アンパンマン』でした! 実はこのアンケートは2002年から行われており、アンパンマンは11年連続で1位をキープ中。もう、圧倒的なんです。そして、その圧倒的人気の理由は、まさに“正義の味方”ならでは。
例えば「アンパンマンのように、将来は強くて思いやりのある心を持つようになってほしい」(0歳男児の母親)というコメントから、母の子に対する思いやりが感じられないだろうか? 子供の教育の一助となり得るストーリー、道徳観などが培われる要素、これらが多分にあるからこそ、保護者からの支持も獲得。不動の王者は、親と子の両者から理解を得ていました。


そして総合の2位には、『プリキュアシリーズ』がランクイン。しかも男女別では『プリキュア』が『アンパンマン』を抜いて、女の子ランキングのトップを獲得している。それだけでなく男女総合・年齢別ランキングでも、3~5歳の年齢層内で『プリキュア』はダントツの1位を奪取!
「番組のエンディングでプリキュアたちがダンスしているのを見るのが好きで、よくテレビの前で真似して踊っています」(6歳女児の母親)といったコメントが寄せられているが、女の子の「可愛くて格好よくなりたい」という変身願望を叶えてくれるのは、まさにプリキュアなのです。

そして総合第3位には、我らが『仮面ライダーシリーズ』が登場。同シリーズの順位の詳細を分析すると、少し面白かったりします。年代別ランキングを見ると、「男女の好みが変わるのは3歳から始まる」と何となく推測できるから。

例えば、男の子の3~5歳の集計結果に注目していただきたい。ここでは『アンパンマン』を抜き、『仮面ライダーシリーズ』が1位を獲得! また「フォーゼのベルトはスイッチがたくさんあるので遊び甲斐があり、主人まで喜んで楽しんでいます」(3歳男児の母親)といったコメントからは、変身ベルトに憧れる“男の子”の嗜好を察知することができる。そして、やっぱり! 3歳になる頃から、“男の子”に目覚めている……。
また「仮面ライダーシリーズのフィギュアが好きです。親の影響で、昭和のライダーシリーズが好きです」(2歳男児の母親)なんてコメントは、親子2代で親しまれるキャラクターの面目躍如と言えます。

幼少期の“憧れの対象”は、その後の人格形成に大きく影響を及ぼすはず。
私は『キン肉マン』に憧れてよかったと今でも思っています。
そして現代の子供たちも、自身の好きなキャラクターを自分なりに追っかけ続けてほしいのです。『アンパンマン』に憧れた子は、きっと正義感の強い大人になる。
(寺西ジャジューカ)