スマートフォンのユーザーを見ていていつも気になるのは、「小さい画面で操作していてストレスにならないのか」ということ。PCでも当然7インチと19インチでは作業のやりやすさが全然ちがうので。
そこで、スマホをPCの大きいモニターで操作できるという便利アイテムを使ってみてはどうか。

『スマートフォン・PCミラーリングケーブル』(上海問屋)という、一見ただの細長いもの。だが、それでアンドロイドOS搭載スマホをPCのUSB端子につなぐだけでPC画面上にスマホの画面が拡大表示される。それによってPC用キーボードで文字入力できたり、マウスでアイコンなどをクリックすることも可能になる。

実際に、同製品を東京・秋葉原にある上海問屋の店頭で確認してみた。
以前からスマホ向け便利グッズを物色していたのだが、まだPC向けのように豊富にあるわけではなく、見つけ出すのに苦労していた。
ところがある日、
「おもしろい商品がありますよ」と同店の人に教えてもらった。するとアクリルケースの中に入ったPCとスマホが同製品で接続されており、両画面が完全にミラーリングされていた。つまり、両者に同じものが映っていたわけである。

「ほー、これは確かにおもしろい」と思い、説明を聞いてみると、キーボード、マウスで操作できるほか、写真の閲覧、電話機能、メール送受信など基本的にPC側で操作ができるとのこと。
「自宅にいるときはPCにつないで使用したほうがスマホをより便利に使えると思います」
なるほど、文字入力は慣れているキーボードのほうが断然速いし、写真の閲覧などは大画面で見たほうが迫力がある。これはいいアイデア商品だと直観した。


でもどうしてこんなことが接続するだけで可能になるのか。
「ケーブルの本体にアプリソフトが仕込んであり、つないだとき同ソフトをインストール。あとは指示に従って起動することでアンドロイドOS画面をPCに表示させるのです」
そーか~、これなら機械音痴の人でも簡単にできるはずである。

その他、表示画面の拡大・縮小、縦向き、横向き切り替え、電話、メールの着信をPCタスクバー上のバルーンで通知、接続中はスマホに充電可能など、といった機能もある。

パソコンとスマホが仲良く共存している姿がなんとなく微笑ましかった。スマホ、タブレットの時代といっても、やっぱり何だかんだいってパソコンは役に立つものだ。


PCとスマホ両方持っているユーザーならつい欲しくなるアイテムでしょ?
(羽石竜示)