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「禅」はなぜ海外でウケるのか? 世界で活躍する禅僧・松山大耕さんに聞く

ライター情報:加藤亨延

ダボス会議出席後に訪れたパリでは、天理教の施設で禅の講演をするというコラボも行われた

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禅は欧米でもっとも知られている仏教の考えの一つだ。アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは禅の愛好家として知られていたし、フランスでも「Zen(禅)」は「静かにする/落ち着く」といった意味のフランス語として使われている。禅を海外で教えるということはどのようなことなのか。京都妙心寺退蔵院の副住職で、世界での講演も多い禅僧、松山大耕さんにお話をうかがった。

「禅の場合、『座る』という実践・経験・直感が大事です。ゆえに日本人であろうが海外の人であろうが、バックグラウンドを必要としないという点で、他の宗派より海外で広く受け入れられやすい理由だと思います。日本でも小学生を相手に坐禅指導をすることが多々ありますが、その『分かりやすく伝える』経験も海外で役立っています」

キリスト教の教えに根付いた欧州では、文化的土壌が違うために人々の理解が難い場合も多いだろう。そこはどのように対応しているのか。

「もちろん欧州はキリスト教文化が背景にあるので、相違点も説明しながら仏教の教えを説きます。例えば、キリスト教は一神教であり全能の神が世界を創りました。すべては神が創ったものであるから、敵であってもそれを愛しなさいという考えです。一方で仏教は唯一神を信じません。仏教ではすべてのものは相対的に存在すると考えます」

「たとえば、室温が20度だとします。0度の屋外から部屋に入ると20度だから暖かい。しかし外気温が30度だったら、20度の部屋は涼しいです。
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ライター情報: 加藤亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。主な取材テーマは比較文化、および社会、政治。取材等での渡航国数は約60カ国。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。『地球の歩き方』フランス/パリ特派員ブログ

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

2014年2月19日 07時00分

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