暑いですねぇ。喉もカラカラです。
こんな夏に、何を飲みたいか……。
麦茶? いいですねぇ。しかし、私はラムネが飲みたい。ビー玉で閉じてある封を専用器具で“ポンッ”と開け、あふれ出るラムネを口で受け止めてあげる。想像しただけで、幸せで震えてしまいそうになります。

いや、それだけじゃない。
なんと、こんなものを発見してしまいました。業務用あんこ販売店「茜丸」(大阪府大阪市)が今年の5月より発売しているのは、その名も『爽快ラムネあん』!

そうなんです、あんこなんです。しかし、まるで想像できない。じゃあ、実物画像をご覧ください。
真っ青! ラムネ味のあんこを食べてみた


あらー、真っ青。まさに、ラムネのような色!

元々はたい焼き用だった


実はこれ、元々はたいやき用のあんことしてとして昨年開発されたものだそう。暑い季節は売り上げが激減するので、その対策として清涼感が感じられるあんこを作ってみせたのです。
そして今年、遂に一般発売を果たしました。
「当店のあんこは業務用が多いんですが、これは個人購入が多いです。なぜか、男性が多いですね。女性からすると、色がドギツイのかもしれない……」(同社・北條代表)
ホームベーカリーの普及により自宅でパンを作る人が増えており、きっとこのあんこを使って“自家製ラムネあんパン”を作っているのでしょう。もちろん、パン屋や飲食店(デザートに使用)による購入も多いようです。

さて、この「ラムネあん」の気になる製造方法について。
インゲン豆を使った白あんに青の着色料と香料を加え、出来上がりだそう。
……へっ? これで、ラムネの味がするんですか!?
「人間の舌っていいかげんなもので、“香り”“見た目”“ネーミング”で、ラムネと感じてしまうんですよ」(北條代表)

本当かなぁ?


ラムネあんを取り寄せて食べてみた!


……というわけで、実際にあんこを取り寄せてみました!
真っ青! ラムネ味のあんこを食べてみた

もうね、この状態でラムネの香りがします。こりゃ、楽しみ。早速、お皿に盛ってみました。
真っ青! ラムネ味のあんこを食べてみた

では、なめます。
……もう、ラムネでしかないよ! 香りのせいなのかしら。
それにしては、ノド越しがラムネを飲んだ後と全く同じなんですけど。それでいて、体が涼しくなった気もします。まぁ、人間の心理なんていいかげんですからね……。
「白インゲン豆の味は、そんなにしません。あんこの味よりラムネの味が“ドカン!”と来ます」(北條代表)

そんな『爽快ラムネあん』は、同社ホームページにて購入することが可能。価格は460円(税込)/500g~。

「通年で販売いたしますが、ピークは9月まででしょうね」(北条代表)

「青すぎて衝撃!」「冷やして食べたい」といった反響が寄せられている、このあんこ。サマーシーズンにこそ、ぜひとも試していただきたいスイーツ(?)です。
(寺西ジャジューカ)