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役立たずのブタ!伝説の昼ドラ「ボタバラ」的言語のルーツを探る

2016年1月28日 10時00分

ライター情報:田幸和歌子

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50年以上にわたる昼ドラ枠が3月に消滅する。

『新・牡丹と薔薇』は1月29日まで放送中。
その前作となった『牡丹と薔薇』(04年)は、
「役立たずのブタ!」
「牡丹じゃなくてブタよ!」
などの衝撃的セリフの数々や、浮気をしている夫に「狂牛病が心配だからよ~く焼いたのよ(笑顔)」と差し出された「財布ステーキ」などの奇行ぶりが大評判となり、社会現象にもなった伝説の昼ドラだ。





脚本家・中島丈博氏はこの作品のほか、「たわしコロッケ」で大注目された『真珠夫人』(02年)や、『赤い糸の女』(12年)、『天国の恋』(13年)など、多数の昼ドラ話題作を手掛けてきた。
その「言葉ヂカラ」の強さには、「どうしたらこんな言葉が出てくるんだろう」と考えさせられること、しばしば。

そこで、中島作品の言葉のルーツを探るべく、2010年に刊行された中島丈博氏の自叙伝『シナリオ無頼 祭りは終わらない』を読んでみて、驚いた。

1000本を超える膨大なシナリオを手掛け、メガホンもとった中島氏の仕事話もさることながら、衝撃だったのは、幼少時の記憶が、映像のように鮮やかに浮かび上がり、生々しくつづられていたこと。実は幼少時にすでに「中島丈博ドラマ」の原点があったのだ。

言葉の面白さのルーツは「母の言葉」にあった


幼い頃、自分の父を「あなた」と呼んでいたという中島丈博氏。それは、9歳下の母親が父に対し、「あなた、お食事どすえ」「あなた、お客さま」「あなた、お風呂が沸きましたえ」と少し甘えた声で呼んでいるのを真似たもの。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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