サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

居酒屋のメニューにあるサワーといえば、レモンサワーやカルピスサワーなどが思い浮かぶ。だが、東京・千駄木にある創業31年の「居酒屋兆治」には、とんでもない不思議なネーミングのサワーがあるという。
しかも150種類以上ものサワーが置いてあるそうだ。

谷中銀座にほど近いディープな居酒屋のドアを開けると……


サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

千駄木駅から徒歩1分、谷中銀座からもほど近い場所にある。マンションの一室の角に、なにやら年季の入った入口がある。ここが「居酒屋兆治」だ。
サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

一反もめんか短冊にも見えるのは、サワーのメニュー。壁だけでなく天井にまでびっしりと貼り付けてある。
トマトサワーやアロエサワーといったさわやかな名前のものもあれば、コーンポタージュサワーや味噌サワーなど、注文するのは躊躇してしまう名前も。
サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む
店長の碇谷弘さん。強面のようで、実はやさしくダンディーな性格。

何よりも謎なのが、上戸彩サワー、タモリサワー、健さんサワー、カズサワー、五郎丸サワーなど、芸能人や有名人の名前がついたサワーである。店長の碇谷弘(いかりやひろし)さんが「サワーの正体は注文するまで本当は教えないけど、今回だけ特別に教えちゃおうかな」というので、色々と聞いてみた。通常は、非公開のネタである。

さて、このサワー名はなんだろうか?
サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

答えは、上戸彩サワーである。かつて「オロナミンC」のテレビCMに出演していたことにかけたそうだ。
カズサワーは「デカビタC」、AKB48サワーはアサヒ飲料のコーヒーでワンダ割り、堂本サワーは十六茶割りとのことだ。それにしても、よくCMに誰が出ているか覚えているものだ。

つまみは、一番人気の納豆オムレツがどのサワーにもぴったり。納豆がお酒の味をまろやかにしてくれる。
サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

お手洗いに行くと、お経のような紙が張ってあり腰を抜かしそうになる。
サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

よく読んでみると、人生の指針になる教訓が書いてある。

サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

カラオケは1曲200円で歌える。ただし60歳以上は無料。また、女性はサワー100円引き(金曜土曜日は除く)。
サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

サワーは150種類以上、ディープな居酒屋で「上戸彩サワー」を飲む

飴玉は店内で食べるのであれば無料、見つからずに口の中に入れて外に出ても無料。目立つように持って行くと有料という変わったシステムである。

東京下町の千駄木は、お酒素人の青二才では太刀打ちできないディープな飲み屋がある。
千駄木で飲む場合は、覚悟してかかっていくべし。

【居酒屋兆次】
・住所:東京都文京区千駄木3-31-15
・営業時間:19:00~翌7:00

(松岡佑季)