佐賀県から直送された潟泥のプールが楽しめる「GATA-BAR(ガタバー)from SAGA」が、南青山・COMMUNE 246 エリア TOBACCO STANDにて、7月22日から7月31日まで行われる。
「GATA-BAR(ガタバー)from SAGA」は、佐賀県が行う情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の事業の一環。佐賀県南部の人々にとっては、生活の一部になっている有明海。その魅力を東京でも伝えるために開催されるものだ。
会場には特設のプールが設置されており、泥のプールに浸かる事ができる。木製の仮設プールは天井もあり、露天風呂のような雰囲気。
プールは通りに面しているので、通行人が興味深そうに覗いていく。そりゃあ、こんな都会のど真ん中に泥のプールがあって、そこに人が入っていたら驚くだろう。
使われている泥は佐賀県・有明海から直送されており、その量約4トン。「GATA-BAR」スタッフの方も採取に参加されたそうだ。
しかも8時間以上かけ、全て手作業で。イベントに対する並々ならぬ熱意が伝わってくる。干潟は足場が悪いため、板をサーフボードのようにして移動する『潟スキー』という道具を使ったとのこと。
それだけではない。利用者がケガをすることがないよう、全ての泥をザルで濾しているのだ。気が遠くなるような作業である。
丁寧に準備された泥は箱詰めされ、トラックで東京まで運ばれる。
お話を聞いた、佐賀県 政策部 広報広聴課「佐賀県サガプライズ!」田中 裕資さん。長時間の作業で、泥のついたところがまだらに日焼けしてしまったそう。
田中さん「GATA-BARを体験いただいた方々が、みなさん『楽しい!』、『気持ちいい!』、『これは入らないと分からない』と仰っていただき、頑張って佐賀から干潟を運んだ達成感に包まれております」
会場では有明海の名物・むつごろうなどの珍味や、佐賀海苔をはじめ、佐賀県産品や地酒を販売している。
特にインパクトがあるのが“海のエイリアン”と呼ばれる、わらすぼ。大きな口にギザギザの歯が生えていて凶悪なルックス。食べるのになかなか勇気がいりそうだ。
プールに入れられた潟泥は、沈殿しないようスタッフの方が随時混ぜている。「潟は生きている」そうで、プランクトンやミネラルが豊富だという。
潟泥プールは全く底が見えず。底が見えないどころか視界0センチ。ここに手を突っ込むのは若干怖いが、底にある泥を救ってみてその滑らかさに驚いた。かなりきめ細かくゲル状の泥は、まさにクリーム! 有明海沿岸は「泥質干潟」という、国内でも珍しいものらしい。
泥の手触りにうっとりしていると、パーティークリエイター・アフロマンス氏も登場。「GATA-BAR」は、泡パやSlide the Cityなど、話題のイベントを仕掛けるアフロマンス氏とのコラボレーションなのだ。
みんなで盛り上がるフェス系イベントが人気だが、今後は「チルアウト(落ち着くこと、リラックスすること)」が注目されるだろうということで、泥のプールでまったりする企画が考えられたそう。
アフロマンス氏「干潟の泥って、なかなかない手触りですよね。こんなの他では体験できないじゃないですか。外が暑いと泥はひんやりしていて、涼しい時は温かく感じるみたいですよ。今日はちょっと涼しいから温かいですね~」
短パンに履き替えて潟泥プールを体験してみた。足元が全く見えず、なおかつ泥で滑るのでこわごわと“入泥”。プールの深さは大人の腰くらいまであり、なかなかの深さ。泥を踏むとにゅるっとしてくすぐったい。
泥の粘度が高く、一瞬で『泥のニーハイソックス』が完成。気になっていた磯臭さもなく、ひんやりなめらかな物体に包まれる感触が心地よい。できれば肩まで浸かってみたかった。
歩こうとすると泥がぴったりまとわりつき、なかなか足が抜けない! 焦らずゆっくり動くのがコツだ。トロトロの潟泥はいつまでも触っていたくなる心地よさ。
下は着替えていたものの、上は仕事着のまま。泥はねしないように気を付けていたつもりだが、気づけばTシャツが泥だらけに……。手洗いしたところキレイに落ちたが、安心して遊びたい人は汚れても良い服装で行くか、会場で「GATA-BAR」オリジナルTシャツを購入しよう。
※会場にシャワーあり
都会の真ん中で気軽に干潟を体験し、有明海の魅力を知ることができる「GATA-BAR」。この夏は、干潟の泥プールで涼んでみては?
「GATA-BAR(ガタバー)from SAGA」
<開催日時>
2016年7月22日(金) ~7月31日(日)
※10日間限定 (期間中定休日なし)
17:00 ~ 22:00
<会場>
COMMUNE 246 エリア「TOBACCO STAND」
(東京都港区南青山3-13)
<参加方法>
当日現地受付・参加費無料
※飲食代別途、小学生以上
・先着順で受付を行います。混雑した際には整理券を配布致します。
・汚れてもいい恰好、タオル・着替えをご持参ください。
詳細は「GATA-BAR from SAGA」公式サイト(http://gatabar.com)で確認

南青山に潟泥のプールが出現
「GATA-BAR(ガタバー)from SAGA」は、佐賀県が行う情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の事業の一環。佐賀県南部の人々にとっては、生活の一部になっている有明海。その魅力を東京でも伝えるために開催されるものだ。

世界初? 潟泥プール
会場には特設のプールが設置されており、泥のプールに浸かる事ができる。木製の仮設プールは天井もあり、露天風呂のような雰囲気。

通りが良く見える
プールは通りに面しているので、通行人が興味深そうに覗いていく。そりゃあ、こんな都会のど真ん中に泥のプールがあって、そこに人が入っていたら驚くだろう。

通行人も興味津々
4トンの泥を有明海から手作業で集めた
使われている泥は佐賀県・有明海から直送されており、その量約4トン。「GATA-BAR」スタッフの方も採取に参加されたそうだ。

泥採取の様子

泥採取の様子

泥採取の様子
しかも8時間以上かけ、全て手作業で。イベントに対する並々ならぬ熱意が伝わってくる。干潟は足場が悪いため、板をサーフボードのようにして移動する『潟スキー』という道具を使ったとのこと。

泥採取の様子:潟スキー
それだけではない。利用者がケガをすることがないよう、全ての泥をザルで濾しているのだ。気が遠くなるような作業である。

泥採取の様子:泥を濾す
丁寧に準備された泥は箱詰めされ、トラックで東京まで運ばれる。

泥採取の様子:泥の箱詰め

泥採取の様子
お話を聞いた、佐賀県 政策部 広報広聴課「佐賀県サガプライズ!」田中 裕資さん。長時間の作業で、泥のついたところがまだらに日焼けしてしまったそう。

佐賀県 政策部 広報広聴課「佐賀県サガプライズ!」 田中 裕資さん

泥のはねたところだけ日焼けしていない
田中さん「GATA-BARを体験いただいた方々が、みなさん『楽しい!』、『気持ちいい!』、『これは入らないと分からない』と仰っていただき、頑張って佐賀から干潟を運んだ達成感に包まれております」

トロトロで気持ちいい! クリームのような泥
会場では有明海の名物・むつごろうなどの珍味や、佐賀海苔をはじめ、佐賀県産品や地酒を販売している。

佐賀県の珍味、名酒
特にインパクトがあるのが“海のエイリアン”と呼ばれる、わらすぼ。大きな口にギザギザの歯が生えていて凶悪なルックス。食べるのになかなか勇気がいりそうだ。

わらすぼの干物。泥で手が汚れても食べやすいよう、カップに入っている。
プールに入れられた潟泥は、沈殿しないようスタッフの方が随時混ぜている。「潟は生きている」そうで、プランクトンやミネラルが豊富だという。

潟泥プールは全く底が見えず。底が見えないどころか視界0センチ。ここに手を突っ込むのは若干怖いが、底にある泥を救ってみてその滑らかさに驚いた。かなりきめ細かくゲル状の泥は、まさにクリーム! 有明海沿岸は「泥質干潟」という、国内でも珍しいものらしい。

泥の手触りにうっとりしていると、パーティークリエイター・アフロマンス氏も登場。「GATA-BAR」は、泡パやSlide the Cityなど、話題のイベントを仕掛けるアフロマンス氏とのコラボレーションなのだ。
みんなで盛り上がるフェス系イベントが人気だが、今後は「チルアウト(落ち着くこと、リラックスすること)」が注目されるだろうということで、泥のプールでまったりする企画が考えられたそう。

アフロマンス氏「干潟の泥って、なかなかない手触りですよね。こんなの他では体験できないじゃないですか。外が暑いと泥はひんやりしていて、涼しい時は温かく感じるみたいですよ。今日はちょっと涼しいから温かいですね~」
いざ、泥プールに入ってみる!
短パンに履き替えて潟泥プールを体験してみた。足元が全く見えず、なおかつ泥で滑るのでこわごわと“入泥”。プールの深さは大人の腰くらいまであり、なかなかの深さ。泥を踏むとにゅるっとしてくすぐったい。

左がアフロマンス氏
泥の粘度が高く、一瞬で『泥のニーハイソックス』が完成。気になっていた磯臭さもなく、ひんやりなめらかな物体に包まれる感触が心地よい。できれば肩まで浸かってみたかった。

歩こうとすると泥がぴったりまとわりつき、なかなか足が抜けない! 焦らずゆっくり動くのがコツだ。トロトロの潟泥はいつまでも触っていたくなる心地よさ。


下は着替えていたものの、上は仕事着のまま。泥はねしないように気を付けていたつもりだが、気づけばTシャツが泥だらけに……。手洗いしたところキレイに落ちたが、安心して遊びたい人は汚れても良い服装で行くか、会場で「GATA-BAR」オリジナルTシャツを購入しよう。
※会場にシャワーあり

都会の真ん中で気軽に干潟を体験し、有明海の魅力を知ることができる「GATA-BAR」。この夏は、干潟の泥プールで涼んでみては?

「GATA-BAR(ガタバー)from SAGA」
<開催日時>
2016年7月22日(金) ~7月31日(日)
※10日間限定 (期間中定休日なし)
17:00 ~ 22:00
<会場>
COMMUNE 246 エリア「TOBACCO STAND」
(東京都港区南青山3-13)
<参加方法>
当日現地受付・参加費無料
※飲食代別途、小学生以上
・先着順で受付を行います。混雑した際には整理券を配布致します。
・汚れてもいい恰好、タオル・着替えをご持参ください。
詳細は「GATA-BAR from SAGA」公式サイト(http://gatabar.com)で確認
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