中高生専用SNS「ゴルスタ」を知っているだろうか。動画生配信やトーク機能、相談コミュニティや学習動画などが利用でき、今やダウンロード数も10万を突破している超人気アプリだ。しかしこのゴルスタ、利用する中高生に対して恐ろしいほどの管理体制を敷いており、まるで旧共産圏のようだとTwitterなどで話題になっている。

中高生限定SNS「ゴルスタ」とは!?


ゴルスタを利用できるのはもちろん中高生のみ。そのユーザー登録画面がいきなり強烈。「中高生以外の登録は禁止です」という太字の注意書きの下に、「24時間365日体制の監視システム・他ユーザーからの通報システム・不信ユーザー自動検知システムにより、すべての投稿を監視しています」と書かれており、中高生以外のユーザーが発見された場合には強制退会、場合によっては即時に警察に通報されるとのこと。この厳しすぎる規制に「おっさんだと登録できないのか。逮捕はいやだ」とおっさんのTwitterユーザーたちは嘆いている。




しかし、厳しいのはおっさんに対してだけではない。このアプリを利用する中高生たちにもゴルスタは容赦しない姿勢を見せているのだ。LINEなどのIDや住所といった個人情報の交換は禁止されており、違反者はアカウントを停止されるが、実は「運営を批判した」というだけでもアカウントを停止されてしまうことが判明。衝撃が広がっている。

恐ろしすぎるゴルスタの管理体制


「みんな、ごめんね。頑張ってゴルスタに復帰させるようにするから。本当にごめんね」というコメントと共にTwitterにアップされたのは、アカウントを停止されたゴルスタユーザーが運営に提出した「反省文」。それによると、Twitterで運営批判ツイートをしたところ、ツイートした本人だけでなく、RTやお気に入りに入れたユーザーのゴルスタアカウントも停止されてしまったらしい。

しかしこのツイートに対して運営の公式アカウントからは「『威力業務妨害』として警察に通知する準備を進めています。一連のツイートを削除しても証拠が全て残っています」という恐ろしすぎる返信が。

アカウントが停止された際には「反省文」を提出したり、Twitterなどで運営に協力しなくてはならないらしく、停止されたユーザーは「運営批判辞めてください」などとツイートし、反省している姿をアピールしているようだ。

この事態に「学級会かよ」「ツイッターも見てるとかヤバすぎだろ」と大人たちからは驚きの声が殺到。あまりの規制っぷりに「運営批判したら垢バンとかいう社会主義国家みたいな方針」「『ゴルスタ』はソ連のゴルバチョフ・スターリンの略」と旧共産圏になぞらえる人も現れた。

ちなみに公式によると「ゴールスタート」を略したものらしい「ゴルスタ」。なんとアカウント停止を避けるために禁止事項をおさらいする攻略アプリまで登場したようだ。大人たちから見れば「脅して反省文とか書かせて、洗脳かよ」という声もあるこのSNSだが、中高生たちにとっては仲間とコミュニケーションをとる貴重な場。運営も大人の対応を心掛けてほしいものだ。
編集部おすすめ