香川県内で「琴平線」「長尾線」「志度線」という3つの鉄道を保有している高松琴平電気鉄道、通称「ことでん」。10月27日、ことでんの駅員であるキャラクター「ことちゃん」が「庭に線路を敷きませんか?」というコメントと共に、ことでんが1m10万円で線路の敷設権を販売するニュースへのリンクを投稿。「ことでんなにやってんのwww」「マジで言ってんの!!!???」などTwitter上は騒然となっている。

最大5メートルまで購入可能


線路の敷設権は、11月3日に開催される鉄道イベント「第15回ことでん電車まつり」にて販売される。販売は1メートル単位で最大5メートルまで、4トントラックが入れる県内在住の人のみが購入可能とのこと。ミニチュアやジオラマのものではなく、「標準軌」と呼ばれる実際に電車を走らせている線路を敷設してくれるという。「なんに使うんだ…」「需要あるのか…?」という疑問の声から、「鉄道ファンの夢じゃないんですかね、マイ・レール」「線路は売れそう。鉄道会社の新事業だな」といった一定の需要は見込まれるとする声まであり、鉄道ファンならずともこのニュースが気になる人は多いようだ。




線路の利用法


「お庭のアクセントにいかがでしょうか」と言うことちゃんに対しては、「アクセント強すぎるだろww」「無意味に線路のある庭っていいなwww」と爆笑が起こっている。ところが中には「乗用車を使ってリアルきかんしゃごっこができるかと思います」と真剣に利用法を考える人も。しかし、ことちゃんは「5mまでなので…」と返信。コンパクトな軽自動車でも全長が3メートル以上ある車種が多いので、5メートルでは1台しか置けない。残念ながらリアルきかんしゃごっこは今回はおあずけとなった。

金額に注目


気になるお値段は、工賃+線路本体+枕木で10万円。この値段には「1m10万円とか安すぎるんだけど」「普通に考えれば安いと思う!」などびっくりする人が多数。線路や枕木などは新品ではなく、今まで使われていた中古品の再利用であることを考慮しても、人件費を考えるとかなりお得感がある。