色柄が選べない布団や割れてしまったチョコレートなど、世の中に「訳あり品」は数多く存在する。訳あり品は贈答品には向かないが、自分で使ったり食べたりする分には問題のない場合がほとんど。この度、国内最大級の園芸センターを持つ「国華園」が驚きの訳あり品を販売し始め、Twitterで話題になっている。

国華園の訳あり品


11月4日、国華園は公式Twitterにて「不慮の事故すぎますorz」というコメントと共に、オランダから輸入したチューリップ球根の入ったコンテナが横転した画像を投稿。バラバラになったことで、どの球根がどの品種か、また何色の花を咲かせるのか全く判別ができなくなってしまったらしい。これに対し、「可哀想すぎる事故…」「この事故発生時の現場の空気を想像するだけでつらい」という同情が寄せられた。




そこで国華園は、様々な品種のチューリップが混ざった「訳ありごちゃまぜチューリップミックス」なる商品を販売。「ほんとに何色が咲くかどれくらい偏るのか不明ですが送料込みです」とツイートしているが、「ごちゃ混ぜは意外と大丈夫な人が多いんじゃ?」「何色が咲くのか楽しみにするっていうのもまたオツなもん」という意見もある通り、2日間で全量の4分の1ほどが売れ、現在も注文が殺到しているようだ。

激安! だけど…


チューリップの球根の価格は品種により異なるが、1球50円~100円程度のものが多い。中には1球757円(税込)もする品種もある。それに比べると国華園の「訳ありごちゃまぜチューリップミックス」は100球以上で1,380円、3色の球根が必ず入っているというセットでも1,480円と激安。単純計算で1球13~15円ほどなので「めっちゃ安いな!」「しかも送料込みかよ!」と驚きを隠せない人が続出。

しかし、購入できるのが100球からなので「個人で100個はきついなー」「100も植えるスペースがないよ!」と購入を見合わせる人も。「場所がある人はいいよなぁ」とスペースがある人を羨ましがる意見も上がっている。

スペースの都合で尻込みした人に対しては「チューリップはぎっしり寄せ植えにできるから、100均のプランター3つ4つ置けるベランダがあればイケる」「シェアすれば大丈夫」といったアドバイスも。「意外となんとかなるのか!?」「もうちょいしっかりとした調べが必要だな」などと考えを改める人も出てきている。

なお、国華園は11月7日にチューリップの栽培方法を公式Twitterで紹介している。これを参考に植えれば、春にはきれいなチューリップの花を見られそうだ。